木製の王子 (講談社文庫 ま 32-6)

著者 :
  • 講談社 (2003年8月1日発売)
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本棚登録 : 451
感想 : 35
5

意味深な描写が読み終えた後で一気に意味を持ちはじめて、読み込めば読み込むほど真相のさらにその先、物語の裏に潜む事実が現れてくる。狂気を淡々と描くのが麻耶さんは上手いと思うし、それが得体の知れない恐怖をより強くしていると思う。中盤完全に放置しておいての如月締めには少々困惑。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 麻耶雄嵩
感想投稿日 : 2015年6月20日
読了日 : 2015年6月20日
本棚登録日 : 2015年5月9日

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