負け犬の遠吠え (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2006年10月14日発売)
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本棚登録 : 1114
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令和初読了。伝説の名著をものすごく今さら読んでみた。正直発売されたときはまだ二十代前半でピンとこず、むしろ「独身だから負け犬なんて失礼な」と反発を覚えたものだ。しかし時を経て私もアラフォー。カドがとれて丸くなったのか、成長したのか退化したのか、おもしろく読むことができた。ユーモアのあるちょっぴりイジワルな文体で独身アラサーアラフォーに深く斬り込んでいきます。個人的に心に刺さったのは「ナチュラルストッキングをはく」と「女性誌は読みすぎてもバカになるが、読まなさすぎてもブスになる」だ。今は負け犬どころじゃないほど独身男女であふれているが、この頃より自由になったと言えるだろうか?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2019年5月3日
読了日 : 2019年5月3日
本棚登録日 : 2019年5月3日

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