自分の翌日の体調変化を根拠にして「これを食べた翌日に体調悪くなったかこれのせいだ!」式の論法が散見される。
対照実験していないし、食事の効果は、即時的に体調に反映されるものばかりとは思えない。
むしろ、著者のこうした態度は、何としてでも、いい食材とダメな食材、「毒素のある」食材と「完全無欠な」食材とに分類したいという欲望の反映だろう。
この断固たる態度で、ランキング作ろうとする姿には、幸福の科学の作っている過去の偉人の意味不明なヒエラルキーを思い出さざるをえなかった。
怪しげな雑誌のランキングに依拠してみたり、論文のタイトル参照しただけで読んでないんじゃないのかという脚注をつけてみたり、かと思えば自身の体調変化に基づいて判断してみたり。
恣意的すぎるので、あんまり科学とか最新の知見だとか装わないでほしい。
この人の独断に基づく体験記です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
一般書
- 感想投稿日 : 2018年2月4日
- 読了日 : 2018年2月4日
- 本棚登録日 : 2018年2月4日
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