ヘイトスピーチ事案が沢山記載されており、教科書で聞くような話とは違うリアルな話だったので、少し差別主義者にひいてしまった。一方で、「これヘイトスピーチなのか...?マイノリティ側がどうにか対応できるのでは?」と感じる事案もあったので、ここの兼ね合いをどうするのかが今後の論点になっていくのではないかと思う。
また、「ヘイトスピーチには厳しい法整備を」という論調で終始論じていますが、そうすると迂闊に物申すことができなくなる言論封殺社会に陥ってしまう危険もはらんでいるのではないかとも思ってしまった。
最後に、ヘイトスピーチとは関係なく、憲法について。
憲法が多少曖昧に記述されている分、様々な解釈ができるため、やはり憲法は面白いなとこの本を読んだことで改めて実感した。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
社会科学(政治・法律・経済)
- 感想投稿日 : 2021年6月18日
- 読了日 : 2023年1月12日
- 本棚登録日 : 2021年4月5日
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