あれ?前作・前々作に比べて、ナレーションがとても自然!
恋心が動き合い、すれ違うさまは、やっぱりおもしろい!
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お互いの事情のために、形ばかりの結婚をした柊一と香澄だったが、心の中にはお互いを思いやる気持ちが芽生えつつあった。
そんなとき、香澄の元・許婚である晶紀が、椿屋敷の裏手アパートに引っ越してきた!
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登場人物たちの関係性もすっかり頭に入り、スーイスイと読み進められました。
この物語は“椿屋敷”そのものが語り手なのですが、1・2作目に比べて本作はナレーションが物語の邪魔をしなくなり、とても読みやすくなっていました。
そして目に見えて恋心が芽生えつつありながら、けれどそれを明かすことなく暮らしている2人に、読み手の心がムズムズキュンキュンでした。
きっと物語は、おさまるところにおさまるのだろうな…と予想はついてしまいながらも、“どんな風に”おさまるのかは興味がありますので、第4巻も楽しみに開いてみようと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年5月12日
- 読了日 : 2021年5月7日
- 本棚登録日 : 2021年5月7日
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