主人公の橘は、著作権会社に勤める会社員。音楽教室に入会しスパイ活動が目的。
講師の浅葉や仲間たちと同じ時間を共有しているうち、自分の闇に沈んでいた心が少しづつ動いていき、チェロに魅せられていく感じがいい。浅葉からの指摘を受けチェロを奏でる姿が読んでいてとても良かった。
集中して弾いているときの音色は、きっといい音色を奏でていたのだろうと想像できる。
音楽教室に通う人物達も味があり、好感がもてた。
読書状況:読み終わった
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安壇 美緒
- 感想投稿日 : 2023年12月27日
- 読了日 : 2023年12月24日
- 本棚登録日 : 2023年12月27日
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