賢者の書 (新装版) (喜多川 泰シリーズ)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2009年8月5日発売)
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東のオアシスと西のオアシス。私がいるのはどちらなのか…。東の住人に裏切られた時は気持ちがざらつき、自己満足、自己肯定さえできない時は、自ら東の住人に近づいている気がする。

今の自分に幸せを感じられないなら、どこまで行っても、物理的に満たされても、結局は幸せにらなれない。感謝し、感謝されることこそが人生において一番なのだ。『羨望』『嫉妬』という気持ちはよくも悪くも自分自身に大きな影響を与える。この気持ちをコントロールできたら、幸せな気持ちで満たされた世の中になるだろうに…。

いろんな事に疑問を持ち始める思春期に入った息子に一度読んでほしいと思う。今生きている意味を考えながら…。読み終わったあとは、『向上心』と『満足感』。このバランスをうまくとっていってほしい。

そして私はもう一度、ここにある意味を再確認しようかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年5月17日
読了日 : 2013年5月17日
本棚登録日 : 2013年5月16日

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