脳のパフォーマンスを最大限に引き出すと書かれているだけあって、まさにその方法が沢山書かれていた。
集中する時間帯を見極め、どの時間にどの作業を持ってくるのかという工夫や、
昼の仮眠(最大30分まで)、運動、食事による咀嚼(咀嚼によって脳の血流がよくなる)、場所を変える(脳への刺激)などの集中力が途切れそうになる時間に対してのアプローチ(リセット術)、
全部がどれも大切だなと痛感した。
ただ、
どれだけ集中力を高めるように努力しても、
テレビや携帯、さらには携帯の通知なども集中力が途切れてしまうというのはわかっていたけど改めて気をつけようと思った。
そして、午前中の脳のパフォーマンスが上がる時間と、夜寝る前の15分もより意識していきたい。
脳のパフォーマンスを上げようと思ったら、睡眠も大切だし、リラックスも大切。
そして仕事以外の時間を楽しんで充実させることも大切で、質の良い睡眠は何よりも大前提で大切。全ては繋がってるんだなとつくづく思った。
あと自分の中の特に学びになったことは、
「脳は未完了のことをずっと考え続けてしまう」ということ。
小さなTodoであれば、思い浮かんだ時点で紙に書いてしまう。紙に書くことでいったん完了されるので忘れることができる。ワーキングメモリを使うことはない。
これは小さなTodoだけではなく、
心の奥にある色んな未完了の感情なども含まれるなと思った。
本書では関係ないことだけど、過去に経験した未完了の感情はとてもやっかいだ。
自分では完了していると思っていても、心の奥で完了していなければ、その感情はずっと未完了のままで心のなかでずっとさまよってしまう。
それが自分の日常のふとした時に、何らかの感情になって形を変えて出てきてしまうことがある。
Todoも感情も、他にも色んなことで、
未完了のものというのはできるだけ一つ一つ完了させてあげなければいけないなと思った。
じゃないと、脳はずっと未完了の課題の答えを探し続けてしまうことになるんだ。
時間の使い方、何に時間を投資するのか、
結局ここでも自己理解ができていなければ、時間を使いこなすことができない。
色んな意味で学び多き本だった。
今からでも実践できることばかり書いてあったので、少しでも脳のパフォーマンスを上げて、時間を増やし、人生を楽しんで行けたらいいな。
- 感想投稿日 : 2024年3月21日
- 読了日 : 2024年3月21日
- 本棚登録日 : 2024年2月18日
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