いま見ているスーシェ版ポワロで「ABC殺人事件」があるので、およそ10年ぶりに再読。
いやはや、面白い!たいへんにエンタメ的な作品だと感じます。
ポワロに予告状が届き、Aのつく町でAのつく名前の人物が殺される。そして次はBの町で――。
不謹慎にもワクワクしてしまうこの設定に、ページをめくる手が止まらない。またこのハヤカワ版は翻訳も違和感が少なく、それもあって一気読みしてしまった。
クリスティーといえば『そして誰もいなくなった』が一番好きなのだけど、これはまた違ったベクトルで面白い。
本命の殺人を隠すために連続殺人に見せかける、というのは今ではよくある手だけども、この時代にここまで完成されているのが素晴らしいです。
しっかり復習を終えたので、ドラマ版もじっくり楽しもうと思います!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年10月11日
- 読了日 : 2023年10月11日
- 本棚登録日 : 2023年10月11日
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