9編からなる短編集。どれも微妙に日常からずれた世界で語られる。
表題になっている「鼓笛隊の襲来」は最後がちょっとあっさりしすぎていて肩すかしを食ったけど、それでも1行目から、この少しずれた世界にもっていかれて存分に遊ばせてもらえた。
他の8編もそれぞれいいズレ具合と、そのズレに違和感を感じさせない説得力のある文章で、不思議ワールドを堪能できる。
「校庭」と「同じ夜空を見上げて」、読後感は全然違うけど後をひかれる。
三崎ワールド、ハマりそうです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年3月7日
- 読了日 : 2012年3月7日
- 本棚登録日 : 2012年3月7日
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コメント 1件
Yoshi_Navyfieldさんのコメント
2012/03/07