11ぴきのねことぶた

著者 :
  • こぐま社 (1976年12月15日発売)
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本棚登録 : 1975
感想 : 117
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11ぴきのねこが旅の途中で見つけた古い家。誰も住んでいないので、ピカピカに掃除して自分たちの住み処にしていたら、元の持ち主の身内らしきブタが訪ねてきて…

細部まで描き込まれた凝った絵本も好きだけど、やっぱりいいなぁ、この呑気さ。いい具合の力加減で見どころが要所要所にある感じ。

声に出して読みやすい文章なので、母も読み聞かせがとても楽しい。
絵やお話は好みなのに読み聞かせが辛い、声に出して読んでいると疲れてくる絵本もあるので、自分にとって相性の良い「声に出して読みやすい絵本」を見つけた時はとても嬉しい。
しかも、親が読み聞かせを楽しめる絵本は、大抵子供も気に入ることが多いと思う。

たくさんの登場人物のセリフがページのあちこちに散らばっていて、1つ1つのセリフを拾いながら、立ち止まって絵の細部も楽しみながら、マイペースに読んでいく絵本も多いけれど、私はそういう絵本の読み聞かせがあまり得意な方ではない。
その絵本・そのお話自体の持つテンポ感に身を任せたいタイプなのだと思う。

「11ぴきのねこ」シリーズのうち、「11ぴきのねことぶた」「11ぴきのねことあほうどり」はお話のテンポを特に心地よく感じるので、何回もせがまれても読み聞かせがそれほど苦にならない。親子で大好きな絵本。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 馬場のぼる
感想投稿日 : 2021年10月10日
読了日 : 2021年10月10日
本棚登録日 : 2021年10月10日

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