身近な人の紹介で、この本を手に取った。最近作家さんでまとめ読みすることが多く、おそらく進められなかったら出会わなかっただろう。そんな自分が恥ずかしい。それほどまでに好きな小説になった。
登場人物は、体躯2mムッキムキスキンヘッドのオカマ、ゴンママ。そしてその筋トレ仲間愉快な面々。短編集で、オムニバス的に繋がっていく。
不思議と登場人物達に感情移入してしまう、でもそれが全く苦しくない、温かさを持っている。胸を締め付けられるような強烈さで移入するのではなく、なんというか、そっと毛布で包まれるような、そんな感じがした。
私は特に、2話目の美玲さんの話が年齢が近いこともあり、胸に染みた。
「阿吽」素敵な教えをこの本からもらった。
大切に胸に刻んでおきたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年3月2日
- 読了日 : 2024年3月2日
- 本棚登録日 : 2024年3月2日
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