コズミック流 (講談社文庫 せ 12-1)

著者 :
  • 講談社 (2000年4月1日発売)
3.11
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本棚登録 : 801
感想 : 71

いよいよ禁断の清涼院流水に挑んでみる。
一抹の不安を覚えるけど(笑)。
作者のススメ通り「清涼 in 流水」を実行すべく、最初に本書を手に取る。

1年で1200人が密室で死ぬ、って予告がFAXが送られてきて、その通り次々死ぬ話。

前半だけじゃ何とも言えない…。
テンポ良くヒトが死ぬので、テンポ良く読める。
各殺人事件に費やされる数ページの中に登場人物が何人か出てきて、読んでいて段々「この中で誰が死ぬ役なんだろ」って気分になる。

最初は次々死ぬんだけど、JDCが出てきて麻生茉緖が予告電話をかけるあたりから、徐々に物語が動き出す。
その麻生茉緖さえ被害者になり、JDCからピラミッド水野が犠牲となって、漠然と面白くなってきたと思ったら、この巻は終了。
すぐ下巻を……いやその前に『ジョーカー』読まないとだった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 清涼院流水
感想投稿日 : 2020年7月19日
読了日 : 2020年7月16日
本棚登録日 : 2020年7月9日

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