渋谷で起こったビルの放火事件と殺人事件
別々の事件と考えられていたが一つの事件だった
海外へ逃亡中の指名手配犯が帰国する
当然逮捕される
何故帰国したのか
彼は犯人でもあり被害者でもあった
彼は人生においての父を守る為
血のつながりのある父親を頼り
それが原因となり父親は放火事件に巻き込まれた
彼は放火犯を殺害した
父の周りの人間が真実を知り、彼を海外へ逃亡させた
彼が日本に戻ってきた理由は父の余命が短いと知っての行動だった
シリーズ2作目ということで
どこかで繋がるんだろうと予測して読み進めたが
最後まで全く分からなかった
彼は殺人を犯していることには違いないが
失ったものが多過ぎた
沖田と西川の名コンビぶりは本作も楽しかった
本作は『家庭』というテーマもあったのではないか
所々で描かれる2人の『家庭』
犯人の『家庭』
家庭について描かれているところはどこも温かみがあり
想ってくれてる人がいることを感じられる作品だった
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年1月26日
- 読了日 : 2023年1月26日
- 本棚登録日 : 2023年1月24日
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