一行の中に自分の知らないことが必ず一つあると言ってもいいくらいの、膨大な知識で語られる少女についての本作。どんどん自分を新たな世界に誘ってくれる(笑)
以下、箇条書きでメモ。(何回も読んで増やせたらいいな・・・・・・・)
・デカルトが自分の娘そっくりに作らせた自動人形に「我が娘フランシーヌ」って語りかけてたのはびっくり。
・「処女崇拝➡冷感症崇拝➡ネクロフィリア」はそこそこぶっ飛んでて好き。
・処女は古代では恐れられていたのか・・・・・・・
・「近親相姦=ユートピア」もぶっ飛んでて好き。『瓶詰の地獄』をそう見るのか!
・ポーの『黒猫』の解釈も興味深い。
・サドの『・・・・悲惨物語』のストーリーはめちゃめちゃ好み! 読んでみたいな(追記:「悲惨物語」読みました! 意外としっかりしていて、サドらしいような、そうじゃないような、けどよかったです)
・コンプレックスの量凄すぎ
・「ベルメールの人形哲学」「玩具考」は全部興味深い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年7月18日
- 読了日 : 2021年7月18日
- 本棚登録日 : 2021年2月9日
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