ミステリと言う勿れ (2) (フラワーコミックスアルファ)

著者 :
  • 小学館 (2018年5月10日発売)
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感想 : 101
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私も整くんと同じこと思ってた!
認知症で体は元気な人が徘徊するのを、周りが止めたり連れ戻したり部屋から出て行かないよう閉じ込めたりするでしょ日本て。
病院や施設だと、離床センサーつけたり抑制したりする。何かあったり転んだりしたら施設の責任にされるから。
まぁ危険を回避するためというのは分かる。
けれど、徘徊をやめさせようとするのではなくて、好きなだけ徘徊してもいい環境においてあげたらどうなんだろうって。
オランダに実際にそういう町があるのは知らなかったなー。
2025年問題(団塊の世代が後期高齢者75歳以上になる)を迎えるにあたって、発想の転換も必要ではないかと思う。何となく今の高齢者対策ではどん詰まりになるような気がしてね。

おおっと!脱線した。

この巻もページごとにいろんな社会問題を示唆してあってまったく飽きない構成になっております。
新幹線の中で出会った紘子さんとの手紙のイラストの解明部分はワクワクした。でもこれも日本の深刻な問題を題材にしているよね。DV、親子断絶、共依存。
結婚式のバージンロード(名前がもう気色悪い)を何で父親と腕組んで歩くんだよっ!と私もかねがね疑問に思っていたし、自分は絶対にやらないと決めていたので、整くんの言葉に「その通り!」と膝パーカッションしっぱなしでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: マンガ
感想投稿日 : 2021年3月26日
読了日 : 2021年3月26日
本棚登録日 : 2021年3月26日

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