何度目かの再読だけど、これはロックバンド小説の傑作。
戦国末期が舞台だけど、完全にロックバンドが描かれている。「ボーイ・ミーツ・ギター(三味線だけど)」「価値観の違いによるメンバーの脱退」「体制への反抗」そして「ワールド・ツアー」といったロックバンド物語に出てくる要素がキチンと揃ってる。
しかも、それを戦国末期の舞台の中でしっかり成立させてるところが素晴らしい。嘘のつき方が抜群に上手い。
そして、脇を固めるキャラクターも魅力的だ。
中でも本作の豊臣秀次のカッコよさは白眉。おそらく、フィクションに登場した中で一番カッコイイ秀次ではないだろうか?
という事で、また読みたい作品。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2019年7月14日
- 読了日 : 2019年7月14日
- 本棚登録日 : 2019年7月14日
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