ラテンアメリカ文学はかなり前に2冊(ペドロパラモ、純な魂)読んだきりで全く無知なので、読んでみた。良書である。薄いのに、地域のバランスに配慮して、標題であるラテンアメリカの10大小説の魅力が、作家のプロフィールとともに、要領よく紹介され、読んでみようという気にさせる。月並みなところで、ガルシア・マルケス、コルタサルに関心を持った(でもとりあえずは、将棋本に夢中になったので、積ん読になっている「精霊たちの家」から読まなくてはなるまい)。なお、ほぼ全員が、そのラテンアメリカの政治情勢に巻き込まれ、迫害を受け亡命を余儀なくされ過酷な現実を身をもって知る立場にあったこと、所謂インテリの階層に生まれ育っていることは意外であった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
概説書
- 感想投稿日 : 2017年4月15日
- 読了日 : 2011年4月5日
- 本棚登録日 : 2017年4月15日
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