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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
(97レビュー)
社会の先生が、授業の中でおすすめしていた。
社会の矛盾を突く少年の言葉が、とても印象的で、今でも中に残っている。学生、これは学生に読んでほしい。
きっと心に残るはず。
パキスタンの奥地で16才の少年が地雷による怪我をした。そしてその少年はインタビューに「あの国には何もない、もはや死んだ国だ」とコメントした。そして、日本では示し合わせたかのごとく、80万人の中学生が登校拒否をした。
今、この国に求められているものとはなにか。内田樹(だったと思うのだが)の本で「日本の作家で一番の愛国者は村上龍だ」と書かれていたので、今回初村上龍。
日本の現状の批判から、国のあるべき姿とは何かを示している。
私は、お金のことを全然理解していないんだな、と思った。地域通貨をやろうとしているにもかかわらず。
お金が多くを動かしているこの社会を、どーにかしたいと思っているにもかかわらず。
あと、地方自治、とかローカリゼーションとかもわからん。
勉強するぞ。うん。
希望ってなんだろう。
未来へのモチベーションやビジョンのこと?
私は、こどもらにどうなってほしいと思っているのか。
ただ、幸せになってほしいと思ってる。
でも、彼女らの幸せがなんなのか、困ったことに、わからない。
まず、食うに困らないこと。(例え生活保護でも)
安心できること。人とつながっていること。仕事での充足。とか?
人によってちがうもんな。
少なくとも、ロールモデルの一人でありたい。
もう一回、二回、読まないと理解しきれないな。
10年前に上梓された長編小説です。ストーリーは海外で注目を浴びたひとりの日本人の少年の言動をきっかけとして、全国津々浦々で集団不登校が始まります。その中学2年生の生徒たちのリーダー格の少年たちは、ITを駆使していつのまにか日本を席巻し始めます。せんだってのギリシャみたいに破産寸前の日本の経済危機を救い、果ては独立した国まで作ろうとするその6~7年間の彼らの活躍と日本社会の様子を描く近未来小説です。... 続きを読む »
「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない。」という台詞で有名な村上龍の小説。閉塞感漂う2000年に全国の中学生が一斉不登校を起こし、一部の中学生がインターネットをベースにしてビジネスを始め、やがては日本の通貨危機をも救う、というストーリーに些か現実感のなさを感じなくもないが、まあそこは俺の中学生のイメージと小説の中の中学生があまりにもかけ離れているからだとして。こういう中学生が現れても世間というか大手マスコミは無視するけど市場は無視しない訳で。大学生が起業する時代、もしかしたら既にこんな中学生もいるかもしれない。
村上龍の想像力にただただ脱帽した。
「ありえない」と反射的に拒否してしまいまくなるけど、その奇想天外なストーリーも淡々と展開されるとまったく否定できなくなる。
実際の事件や出来事も描きながらの、フィクションとノンフィクションの絶妙なバランス。
東アジアに端を発する世界的金融危機、経済の混乱。
本質とはずれたところで出来上がっていく政策や法令。
少しずつ、水面下で静かに崩壊していく日本と、日本を取り巻く世界。
30年前はきっと誰も想像できなかった世界なのに、今となっては現実味さえ感じさせる。
***
100年前は明治だった。66年前、日本は焼け野原だった。25年前の日本は空前のバブルに浮かれていた。
25年後、あたしが50歳になるころの日本はどうなってるんだろう。
想像力を持たないと、あっという間に古い人間になるんだろうな。
そんなことを、読んでる途中幾度となく考えた。
「この国には何でもあるけど希望だけがない」力がなくても金がなくてもガキであっても力を持てる世の中。ポルノ画像や好きなアーティストのライブDVDくらいPC一台あれば全て無料で見れる。男子はエロ本を他人にバレないようにこっそりかつ短時間で読んで思い出を持って帰り妄想を高める。音楽もCDで聴いた楽曲達がライブでどう躍動してるかを楽しむ。モノには順番があって一つ一つクリアするのが醍醐味と思う。しかしネットワーク社会の発達で世界中の赤の他人とのツールが無限に広がり、言語も肌色も違う人と情報だけでなくテンションさえも共有出来る時代。妄想を具現化出来る可能性が広がることは大きなくくりでみたら幸せなことなのかわからない。image or realって言葉は廃れたか。そんなことを考えてしまった一冊。今から10年以上前の本やけど時代遅れ感は全くない。子供が出来たら、「あすな」って名前にしたい。
春樹より龍が好き。 これを最初に読んだのは9・11の直前だったのを強く覚えています。タリバンもアルカイーダも全く知らなかった中学生に、あの刺激は凄いものがありました。 あれは大人の本だけど、読むのは学生の頃が望ましいなあ。 書かれている感覚だとか、記憶だとか、きっとそういうものは大人になって会社勤め始めてしまったら共感し辛いものになるだろうから。 そういう意味ではこうして書き起こ... 続きを読む »
村上龍の作品では2作目。
エクソダス(Exodus)とは「脱出」の意。
故に、「希望の国からの脱出」となる。
内容はまさに希望の国と呼ばれている日本で
起こる話で、フィクションものだが
それが完全にフィクションと言いきれないところが
この本のよさだと個人的には感じた。
ありえそうな話。
そして、それは日本の教育会に対してのメッセージ
とも感じ取ることができた。
あるページでのやりとり
「なんで学校に行かなきゃだめなの?」
「義務教育だから」
この文言から全てがわかる
前から気になっていて、「この経済小説がおもしろい!」で三位だったので、読んでみた。
よく調べているなというのが率直な感想。
大人が子供の模範になれないのは寂しいが、模範になるのは疲れるんだよな。だが、それを放棄してしまうのは悔しい。
北海道ってぜんぜん梅雨がないわけでもないんですよ、というのはさておいて、かなり面白く読めました。フィクションではあるけれど、現実にこれをやろうとしたら出来るんじゃないかと思わせるような「現実感」。徹底的な取材の賜物でしょうか。
中学生の集団登校拒否→自立の話。
あんなに自分たちの将来のことや日本の将来のことを考えている中学生はどのくらいいるのでしょうか。
「日本には何でもあるが希望だけがない」
金融関係とかわからなかったけど、話のなかにぐっと入っていけて面白い。
出だしは面白かったけどすぐ挫折。挫折したのであまりいろいろ言えませんが、中学生たちの行動や主人公を信用する動機など、細かい部分に違和感ありまくりでハマれませんでした。小説を読んでるんじゃなくて、作家個人の社会観を延々聞かされているような。中学生の反乱モノなら昔読んだ『ぼくらの七日間戦争』のほうが面白かったかなー。残念。
「この国には何でもある。でも希望だけがない」
希望がない
未来が見えない
目的が分からない
若者にとって
大人にとっても世の中がどのように進んでいくのか予測が難しい時代になった
従来の学校教育や経済システムに対して、従うのが正論ではない。
自分達で常識にとらわれず
必死に考え、行動していくのも大切。
中学校を捨てた生徒達が大人たちに向かってネット社会で勝負し
教育やマスメディアを変えていく姿に脱帽。
今、若者たちが自分達で社会を変えていく力が必要である。
中学生の頃、テレビで村上龍の対談を見て
この人おもしろいと思ってこの本を買いました。
対談でこの本の話をされてておもしろそうやったの。
専門的な部分がいくつかあり、若干読みにくかったけど
当時の衝撃ははんぱなかった!!
最近ひょっこりこの本が出てきたのでもう一度
読み直そうと思います。
この国には何でもあるけど希望だけがない
10年前の本だが、ますます希望はないような気がするな。
ASUNAROが作る国は理想郷のようだけど、そこは能力がない人は排除されたキレイな世界なんだよなあ。...
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