- Amazon.co.jp ・洋書 (398ページ)
- / ISBN・EAN: 9780439023511
感想・レビュー・書評
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ストーリーは、巻を追う毎に面白くなっていったのは分かるんです。客観的にそれは理解できるのですが、いかんせん、主人公が巻を追う毎に薄っぺらくなっていくのが耐えられませんでした。
読み始めた本なので無理矢理読み切りましたが、正直苦痛でした。
主人公があまりにも頭が悪そうなことばかり言ったりしたりするせいで、CapitolとDistrict 13との攻防戦がよく把握できず(何故って、小説が彼女の一人称で書かれていて、ちょっとでも「大人」な会話になると斜に構えるか、不貞腐れて拗ねてしまうから!)、結局、彼女の得意なのはコンバットだけ。それも、戦闘ではなく、あくまでもサバイバルとしての、不可避な戦いのみ。集団行動を嫌がる彼女がリーダーになった3章後半は、痛々しかった。私のせいで、色々なひとが死んでいくと嘆く割に、自己中心的な言動は最後まで変わらず。もはや理解不能です。
主人公だけは本当にイライラさせますが、周りはぶれなくて大好き。HaymitchとPeetaが特にお気に入りだったので、彼らのエンディングには満足です。Peetaの誠実さは、まるで春のよう。Galeとは大違い。
色々と納得いかないところもありますが、脇役たちの活躍には心動かされたので、星三つ。
でも、もう二度とこの本は読まないだろうなあ…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とても微妙です。私が勝手に希望していた終わり方とは異なりました。エピローグがハリーポッター7巻のエピローグを彷彿させ、個人的にはがっかりでした。それに、なんとなく急いで終わらせたような印象を受けました。