ツァラトゥストラはこう言った 下 (岩波文庫 青639-3)

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003363935

作品紹介・あらすじ

ニーチェ思想の核心をなす「永遠回帰」がついにツァラトゥストラの口を通して語られる。やがては神の国に救われることを夢みて安逸をむさぼる卑小な人間たち。嘔き気をもよおしながらも、そういう人間たちに生の真の意味をつきつけずにはいられぬニーチェの使命感が、芸術的感動をともなってわれわれの魂をゆさぶるのである。

感想・レビュー・書評

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  • 言わずと知れたニーチェの大著.この年になって初めてニーチェでもないだろうが,友人に薦められて読む.その友人はあらゆる翻訳を読んだらしいが,この岩波の翻訳が一番よいらしい.
    本の扉に「だれでも読めるが,だれにも読めない書物」との言明があるが確かにそうかもしれない.短期間に熱にでも浮かされたように書いたらしい,第1部から第3部まではある程度のスピードを持って読んだ方がよいのではないか.長い散文詩と思えばそれほど難解でもない(というかこの翻訳では文章はとてもわかりやすい).深く読もうとすれば土台一人では無理だし,注釈書がいる.
    19世紀末,「神は死んだ」と言われてみんな驚いただろうな.そういう時代性あっての超人だし永劫回帰であるのだと思う.下り坂の人生にはあまり関係はないようだけど.
    はてさて,「超訳」なしでニーチェは21世紀も生き残れるだろうか.

  • 主に「超人」について語られた上巻から一変して、下巻のメインテーマは有名な「永劫回帰」へと転換する。

    この世の一切は永遠に、何度も何度も繰り返す。繰り返すからといって、少しずつよくなったり、悪くなったりするわけではない。一切は全く同じように繰り返す。
    もし自分の人生が終わった瞬間に、また初めから同じことを繰り返せ、しかも永遠に何度も、と言われたら?普通の人は発狂してしまうだろう。
    が、ツァラトゥストラは、永遠に繰り返す世界に絶望するのではなく、生を愛し、永劫回帰を受け入れ、何度でも生きてみせる強靭な精神をもつことを要求する。

    ツァラトゥストラ自身も初めは「ああした人間が永遠にくりかえしやってくる!あの小さな人間が永遠にくりかえしやってくる!(中略)ああ、嘔吐!嘔吐!嘔吐!」と嫌悪感を隠さない。
    が、鷲や蛇といった動物たちに励まされつつ自分を奮い立たせ、やがては「永遠よ、わたしはあなたを愛する」と歌うに至る。

    最終章となる第4部では、さまざまな人物(俗世を嫌悪する「ましな人間」たち)が登場し、ツァラトゥストラと問答を繰り広げる。
    「ましな人間」たちとの対話を通じ、ツァラトゥストラは、「同情」こそ忌避すべき「最後の罪」だと悟る。

    他者に対する同情を罪悪とみなし、「外界などはない」(p132)と嘯く。しかも自身を慕い、追随する者たちを繰り返し拒絶する。
    ニーチェの思想は、もとより他者との関係性を考慮しない(ばかりか、積極的に無意味化する)ものであることが明示された形だ。
    あくまでニーチェが主眼においているのは、自己を超克するということと、これに加えて、いかなるものをも絶対化せず自問し続け、世界のあらゆるものに自ら意味を与えていくということという、至極エゴイスティックな思想だ。
    と、「今の俺」は解釈した。

    『ツァラトゥストラ』は通り一遍の読み方を許容しない。必死にテキストを追って解釈しようとするよりも、むしろツァラトゥストラと同じ高みに到達し、対等な相手と議論を交わすかのごとき読書態度を求められているような、そんな気がする。そのためには、思索的な鍛錬と、さらなる読書が俺には必要。

  • ニーチェ 「 ツァラトゥストラ はこう言った 」下巻

    凄い本だと思う。

    対立概念と思っていた 無神と宗教、厭世と生の充実を両立させている。

    下巻テーマは永遠回帰。永遠回帰は 世界は同一の状態を永遠に反復し、世界は始まりも終わりもなく、目的も意味もない。ただ存在しているだけ という世界観。


    著者が 目指した人間像は 永遠回帰により 人間を 現実から逃げられないものとさせた上で、永遠回帰を受け入れ、超人になること。

    ただ 最後の四部が それまでと違い 詩的すぎて 話が通らなかった






  • 謎めく筆致だ。読めば読むほどわからなくなる。キリスト教へのラディカルな批判は感じる。大きな楽観と世界への肯定を感じた。

    ・わたしは神を無みするツァラトゥストラだ。わたしはいっさいの偶然を、わたしの鍋で煮る。その偶然がよく煮えたとき、わたしの食べ物として、賞味する。
    ・わたしはいったい幸福を追い求めているのだろうか?わたしの求めているのは、わたしの仕事だ!よし!獅子は来た。わたしの子どもたちは近くにいる。ツァラトゥストラは熟れた。わたしの時は来た。

  • 再読。ニーチェの思想は暗い様に見えて、実に明るい。永遠回帰とは「これが人生か。よし、ならばもう一度!」と死後の世界にも唯物論にも頼ることなく生を肯定する思想であり、何巡でも同じ人生を繰り返すのだという覚悟が求められる。そしてニーチェは己の意思を疾走させる。それは常識より速く、道徳より高く。そこに倫理は生まれ。しかし彼の言葉を真に受け、模倣している限り彼の忌み嫌う価値観の奴隷にしかなれないのだろう。そう、ニーチェの思想とは、彼以上に疾走する意思を求められる思想なのだ。誰よりも疾く在れ、高くあれ、もう一度!

    • corpusさん
      きっとそう。猿まねはダメダメ。
      きっとそう。猿まねはダメダメ。
      2022/02/08
  • ツァラトゥストラの後半。
    下巻に関しては人間っぽさが出てくるので親近感がわく。
    「オリブ山」 「重力の魔」との対話など深い内容の物ばかり。
    幻影と影の章ではツァラトゥストラが小人との対話を通じ、自分自身と向き合う様が描かれている。影(自分自身)と向き合うことで、自分の弱さや重みと向き合う。
    影を激しく恫喝している場面もあるが、忌み嫌っているというよりも対話を通じて議論をしているように感じました。
    「通過」「脱落者」など自分に近い、戦いを挑んだ・跳躍した人々への目線も含まれているので、けなしているだけではないのだなと実感。本当に気にならなければ、書かないですし。幻影と影の章―ゲド戦記「影との戦い」を思い出した。

    第4章に関しては本著が悪い意味合いで誤解されていることを受け、第1~3章と同様一気呵成で仕上げられた。これまでとは違い、人々との出会いの中で対話を行い、ツァラトゥストラの心情も揺れ動いていく。

    語るだけではなく、「話し合い・考え・動く」ことで自分自身のことでさえ反省している部分が見ている。
    一生をかけ、読み続けていきたいと思える一冊。

  • 「ガハハ!我こそは価値を創造する者」

    「わたしがいい!と言うものこそはいい!」 


    ツァラトゥストラはこう言った。
    わたしもそう言う!
    やっぱりね♪  そうだと思ってた。

    この本は、割りと読みやすい。とはいってもわけわからない。それがいいんだな。
    高校生なら読めるはず(ただし、岩波版に限る。新潮版は無理!)。
    もし読めないなら読まなくていい。君が読むべき者でないだけだから。何も気にすることはない。
    全ての高校生に!いや17歳に!

    解るんじゃなくて、使うんだ。良い本だよ♡
    元気になるよ!



    Mahalo

  • ニーチェはポジティヴの中で憤死したと思う。

  • 上下2冊読み終わったわけであるが、正直な感想としては何かを掴んだようであってもその何かは漫然としていて、結局よく分からなかったというのが正直な感想であった。ただし、氷上氏の解説もあってこの本の骨子は明瞭であると思う。つまりニーチェは、神が死んでニヒリズムが到来したこの現代において、容易にペシミズムに傾倒できるこの現代において、それでもなお生の肯定を力強く成し遂げようとしたのである。生の肯定のための中核概念として「永遠回帰」が措定された。つまり、「この生を無限回全く同じように繰り返されることを望むか?」の問いに「然り」と言うにはどうしたら良いのか、それが我々の考えるべき最も重要は命題であり、生の肯定の最上の手段となる。

  • 哲学は意味がないことだと言う背景知識を知っていたのだが、
    ツァラトゥストラはこう言った
    に出てくる言葉は力強く、人を惹き付ける力があると思う。
    哲学が人の力に助力することもあると感じた。

    他のニーチェの本も、パラパラと書店で見たが、
    ツァラトゥストラを主人公として、纏めらている形式は、
    興味深いし、何より、面白い。

    テーマ毎に、
    ツァラトゥストラはこう言った。又は、ツァラトゥストラはこう歌った。で締められる形式も、個人的には好感触だった・

    良書だと思います。

  • 永遠回帰のテーマは、一切の自らの意志を放棄する「他力」を全く逆回しにした、同一の到達点のように感じた。突き詰めることと手放すこと、真逆に進んでなんで同じところに行き着くのだろう。不思議だけど、そこで生まれる全てを肯定する圧倒的なエネルギーは、なにか人間の普遍的なところに触れているのかもしれないと思った。

    ツァラトゥストラの生は、僕自身にも少なからず気付きをもたらしてくれた。思わず笑い出したくなるような転換が、体の奥底からこみ上げてくる。この本に出会ったことを感謝したい。

  • 第3部。これに尽きる。永遠回帰。自己の肯定。

  • ツァラトゥストラとは、新しい価値の創造者だ。
    人々の精神を支配し、「汝なすべし」を強要する既存の価値観の否定者だ。
    千年におよぶ価値に対して「われは欲する」と吼える、獅子の精神の体現者だ。
    神や天国といった人間の妄想の産物から離脱し、ここに確かにある身体と大地を讃え、敬おうとする者だ。

    ツァラトゥストラが語るこの強烈な自己肯定、現実肯定は、今を生きる我々にも刺さる。
    ありきたりな成功、社会が決めた常識、大衆からの承認に支配された我々の精神は、「われは欲する」と力強く吼えることを忘れてしまっているのではなかろうか。

    ツァラトゥストラと一日を過ごし、その人生の完全な肯定に至る瞬間を体験した「最も醜い人間」は、驚嘆の中でこう言い放つ。

    「このきょう一日にめぐりあえたために、——はじめてわたしは、自分がこれまで生きてきたことに満足した。(中略)『これが——人生というものであったのか?』わたしは死に向かって言おう。『よし!それならもう一度!』と。」

    自分の人生を、そっくりそのまま繰り返してもいいと思えるほどの自己肯定。その実感を得ることが可能になるほどの、人生に対する深い愛情。そんな素晴らしい瞬間を味わうことこそが、人生を生きる意味である。
    これこそが、ツァラトゥストラの口吻を借りてニーチェが語りたかった真髄ではないか。
    燃えさかり、力強く旅立つツァラトゥストラを見送りながら、そんなことを考えた。

  • 相変わらず難解な文章だったが、なんとか最後まで読破。第一章のリズムに慣れてきていたところなのに、第二章以降リズムを崩されて戸惑いがあった。
    第一章までは超人に至る話であって、第二章からは永遠回帰がテーマとなっているそう。予備知識なく読んでしまったので、そんな事を知ったのは読み終わって後書きを読んだ時だった。円環的に繰り返される生の中で、未来に希望を持つのではなく今を楽しもうではないか。要するにそういうことなんだろうか。それはとてもいい考えだ。そうありたい。うん。

  • 下巻はまた面白い。ツァラトゥストラが悲鳴が聞こえたのでその原因を探りに行く途中に会う人々。

    みんなツァラトゥストラの洞窟に集結するのだが、最後の方は盛大な演劇的雰囲気の中で「永遠回帰」が語られるのだ。うーん。むずい。これは自分にはむずかしい。というのも、多分自分がこの「永遠回帰」をそういう考えもあるだろうとは思いつつ、受け入れられないタイプだからだ。この辺りがショーペンハウアーは好きだというところと関係があるのかもしれない。

    こちらも最後の訳者解説を読んでから本文にいくことをおすすめする。

    ニーチェの『ツァラトゥストラはこう言った/かく語りき』はいろいろな訳があるようだが、そのあたり自分に合ったものを探すのも一つかもしれない。
    今回わかったけど、自分はあまりニーチェさんとは合わない。

  • 結論から言うと、難しかった。
    理解できるような(理解できないことが大半)
    しかし、節々に心が燃えるような感覚を覚えた。
    このツァラトゥストラの思想は、ナチス・ドイツによって政治利用された背景があると聞いたが、確かに精神論に近い感覚で語られているので大衆を扇動するには効果的にも思えた。

    1周では味わえきれないので、また時間を置いて楽しみたいと思う。

    「よし、もう一度!」と思えるような人生を送ろう!

    追記: ウクライナでの戦争を想って。やはり同じ過ちを繰り返す人間は克服することが困難なこととなのだと、心を痛めます。

  • やはり哲学というよりは文学である。感動的であるが、考えが間違っている。

  • 「永遠回帰」を受け入れられる「超人」になるためには、ニヒリズムに陥り「力への意志」によって克己していく必要があるということだろうか。
    上巻では論旨が煙に巻かれて理解に苦しんだ一方で、下巻ではこのあたりの筋が見えてくる。

    実存主義だからってニーチェを自分の生き方に投影しようとしても、そうは簡単にさせてくれないパラドックスに満ちた性格が強いので、自己啓発を目的とした場合は消化不良になりそう。

    それだけ僕には難解だったので、数冊の解説書を手引きにしつつ上巻に戻りますかね。

    • corpusさん
      私は上巻のほうが分かりやすかったですけど、人それぞれですかね。確かに下巻から読むことを勧めていた先生はいましたが。
      私は上巻のほうが分かりやすかったですけど、人それぞれですかね。確かに下巻から読むことを勧めていた先生はいましたが。
      2022/02/06
  • この本の中古本を探すために色んな古本屋を巡ったのは、いい思い出です。

  • 主人公が放浪している

  • 人間は最も勇気にみちた動物だ。それによって、人間はすべての動物を征服した。鳴りひびく楽の音によって、かれはさらにあらゆる苦痛をも征服した。しかも人間の苦痛にまさる深い苦痛はない。
    勇気はまた、深淵をのぞきこんだときのめまいをも打ち殺す。それにしても人間はいたるところで深淵に臨んでいるのではなからろうか!目をあけて見ること自体がー深淵をみることではないのか?
    勇気に勝る殺し屋はない。勇気はまた同情をも打ち殺す。苦悩への同情こそそこのしれない深淵なのだ。深く人生のなかをのぞけばのぞくほど、人間はそれだけ深く苦悩のなかを見るのだ。
    勇気に勝る殺し屋はない。すすんで攻める勇気、それは死をも打ち殺す。なぜなら勇気はこう言うからだ。「これが生きるということであったのか?よし!もう一度!」(pp.18-19)

     克服には、いろいろな道と方法があるそれは、あなたが試みなければならないのだ!道化師だけが、「人間は飛びこすこともできる」と考える。あなたの隣人のなかにも住むあなた自身を克服しなさい。そして、あなたが奪い取るべき権利を、ひとの手から与えられてはならない。(p.96)

     なにが出てきてもおいしくいただく安易な満足、これは最高の趣味ではない!私が尊重するのは、「このわたしは」と言い、「然り」と「いな」を言うことのできる、依怙地で、選り好みのつよい舌と胃である。(p.87)

     あなたがた、「ましな人間」たちよ、小さな美徳を克服せよ。ちっぽけな知恵、砂粒のような配慮、蟻のうごめき、あわれむべき快適、「最大多数の幸福」を!
    あきらめるよりも、むしろ絶望せよ。そしてまことに、わたしがあなたがたを愛するのは、あなたがた「ましな人間」たちが、いまの世に生きるすべを知らないからだ!ということは、つまりあなたがたこそー最もよく生きているからだ!(p.256)

    生は苦悩である。生きることは悩むことだ、というショーペンハウアーのペシミズムは、その弟子ニーチェの思索の出発点となった。生の苦悩は厭わしいものだ。嘔吐をもよおすものだ。しかしそれを逃げない。ごまかさない。むしろその「苦痛のまっ黒な潮のなかへ」深くおりて行く。黒く厭わしいものを、むしろ強め、大きくする。そしてそれを肯定する。こうした姿勢の煮つめたほうっ式が永遠回帰であり、この深淵に耐えられるならば、ひとは癒されるのである。(解説、p.336)

  • ストーリー仕立てで会話が多いのでもっとも読みやすい思想書である。

  • 新書文庫

  • ツァラトゥストラを主人公にした、当時のキリスト教社会を否定したニーチェの思想を盛り込んだ物語。

    初めはなんやこれな感じだったが、聖書をパロッタものということがわかってからは、これがどうして中々面白く読めた。

    本来の思想はもっと違うのかもしれないが、個人的な感想としてはより現代的であると思うし、結構自己中心的でもあってとても人間くさく感じる。

    哲学書として非常に難しくはあるが、今風っぽく人間らしい主人公に共感しながら読み進められる分、入り口としてはうってつけなのではないかと思う。

    またある程度時間が経ったら読み返してみようと思う。

  • 永劫回帰。すべてのものが、宇宙までもが何回も全く同じように繰り返されるというこの考え方について、それでもなお立ち向かうことができる存在が「超人」だという。

    とりあえず自分なら無理。ニーチェ自身は「超人」になれたのだろうか・・・?

    自分はただの理系で、哲学を習ったことがないのですが、考え方としては面白かったです。

    • corpusさん
      これまで繰り返されていたことを考えれば、少しは気が楽になるのではないでしょうか?
      これまで繰り返されていたことを考えれば、少しは気が楽になるのではないでしょうか?
      2022/02/08
  •  
    ── ニーチェ/氷上 英廣・訳《ツァラトゥストラはこう言った(下)
    19700516 岩波文庫》青639-3
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4003363930
     
    (20140216)(20141018)
     

  • 上巻と共に面白く読めた。

  • 倫理の教科書ではニーチェ思想は超人、永劫回帰という用語ばかりで語られるが、実際の本を読むと、そんなに単純にわかるものではない。詩的なニーチェの文章は含蓄はあるが非常に読みづらい。

  • 一番面白いのは第4部だと思います。超人から永遠回帰までを、めげずにぜひ。

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著者プロフィール

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(Friedrich Wilhelm Nietzsche)
1844年10月15日 - 1900年8月25日
ドイツの哲学者、古典文献学者。近代がはらむ問題を一新に受け止め、古代以来の哲学との対決に挑み、実存主義の先駆者、生の哲学の哲学者として知られる。その思想は20世紀に続く様々な思想に衝撃と影響を与えた。
代表作に『悲劇の誕生』『道徳の系譜』『ツァラトゥストラはこう言った』『善悪の彼岸』など。

ニーチェの作品

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