- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004203865
感想・レビュー・書評
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子どもの世界の広さを考えさせてくれる話。
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何度でも読み返したい。
子どもの頃に見てた世界はほとんど覚えてないけど、その世界は
きっと今をつくってくれているんだろう。
大人が子どもにもっと寄り添えば、素敵な社会になるはず。 -
誰でも子供のころは自分独自の世界観というものを持っていたのではないだろうか。しかし、オトナになるにつれていつの間にか、それは昔のこととして忘れてしまう。
この本を読んでみて、また自分が子供だったころを思い返してみて、子供は大人が思っているよりも真剣にものごとを考えているのだと思われた。
本書曰く
ひとりひとりの子供の内面に広大な宇宙が存在することを、大人はつい忘れがちである。子供たちの澄んだ目は、この宇宙を見すえて、日々新たな発見をしている。
子供のころ、住んでいた町の探検などを思い出してしまった。 -
子どもを1人の人間として認める。そして、こちらの考えを押し付けるのでななく、寄り添うこと。
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なぜ、こんなにも読み返してしまうんだろう。
特に、「子どもと秘密」「子どもと時空」は印象深い。 子どもの宇宙ってタイトルだが、大人にもそれぞれ宇宙があるはず。 “子ども”という存在を通して、私たちは宇宙を感じやすいのだろうけど、 みんな宇宙を持っている。大人の宇宙を大切に出来ていない人が、子どもの宇宙を大切にしようとしてもできないでしょう。大人になると宇宙はなくなるっていう人もいるけど、そこにアクセスすることができていないだけなのでは。 -
さまざまな外国文学などを取り上げながら、そこで生まれる親子、兄弟間の心理を精細に読み取っている。思わず、この本も改めて読んでみたいと想うし、自分の子ども時代を振り返って、心当たりがある箇所がたくさんあった
それにしても、河合さんの子どもに対するまなざしはあたたかい^^ -
(1991.05.24読了)(1987.09.23購入)
(「BOOK」データベースより)amazon
ひとりひとりの子どもの内面に広大な宇宙が存在することを、大人はつい忘れがちである。臨床心理学者として長年心の問題に携わってきた著者が、登校拒否・家出など具体的な症例や児童文学を手がかりに、豊かな可能性にみちた子どもの心の世界を探究し、家出願望や秘密、老人や動物とのかかわりが心の成長に果す役割を明らかにする。 -
子どもの無限の可能性を示唆している本。実際の例を出したり、児童文学を読み解くことによってうまく子どもの中の宇宙の一端を読者に紹介していると思う。
紹介されている児童文学も面白そうなものがいくつかあったのでまた読んでみたい。 -
目次(抜粋):
はじめに
Ⅰ 子どもと家族
Ⅱ 子どもと秘密
Ⅲ 子どもと動物
Ⅳ 子どもと時空
Ⅴ 子どもと老人
Ⅵ 子どもと死
Ⅶ 子どもと異性
注
あとがき