- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004301394
感想・レビュー・書評
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英語を書くための教材というよりは英語によるコミュニケーションが主題です。前作よりも映画ネタが多いため、映画に親しんでいない方は前作から入られることをお勧めします。
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句点の打ち方は難しい。本書を読んでそう思った。著者の日本語は、明らかに平均的日本人よりも上をいっている。英語話者の感覚を日本語で説明するその方法も丁寧で、非常に分かりやすい。
しかし私にとって、少し句点の数が多いような気がした。分かりやすく説明したいという気持ちがはたらいているのであろうが、流れるように読めないのが少し残念なところだ。
それでも尚、英語話者がもつ数に対するイメージとか、日本語にできない英語、英語にできない日本語を巡る筆者の思いなど、2つの言語を操る筆者ならではの記述は読み応え十分である。 -
英語が苦手な私でも楽しめました.
英語に対する親しみを感じられる本でした. -
やっぱり冠詞は奥が深い。非ネイティブには分かりにくい感覚が多い。また、授業で習った文法で間違いとされていたもので、実際にネイティブは使う場面があり、解説を聞くとなるほどと思えることもあった。本当に微妙なニュアンスのことを解説してくれている。それも俳句とかを。著者の並々ならぬ日本語、英語の知識や感性に圧倒される。
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いわゆる受験英語で丸暗記させられる内容には,実はこういう意味があったのか,と気付かせてくれます.
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[ 内容 ]
アメリカ人は日本人をthe Japaneseというのに、自分たちをthe Americansとはいわず、Americansというのはなぜだろう。
「読めるけれど書けない」とよく言われる日本人の英語だが、どこまで的確に読み取っているのだろう。
楽しい文例と徹底比較を通じて英語の新しい世界を広げてくれる、ベストセラー『日本人の英語』の待望の続編。
[ 目次 ]
1 小指に結んだ赤い糸
2 ここはカンザスじゃないみたいよ
3 花椿と赤いねこ車
4 ぼつぼつ寝ませんか
5 心の揺れから生まれる言葉
6 ことばの情景
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
読みたい
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「かわいい」「えらい」「やさしい」というように、日本人にとって一番身近な言葉ほど、ひとつの英語では表せない。逆もまたしかり。日本人の苦手な冠詞、名詞の可算不可算、時制の使い分け、基本動詞の使い分けについて、それぞれ比較されていてわかりやすかった。個人的には「日本人の英語」1作目よりも興味深かった。
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あとがきによれば、今回は"読み"がメイン。
前作は"書き"をメインにしてたそうだ。
可算名詞・不可算名詞を燃えるゴミ・燃えないゴミにたとえるとはすごい。
美徳の謙遜が悪徳の不誠実と誤解される恐れあり。
単複は実際の数でなく「ものを一つ一つとして意識する意味があるかどうか」を問題にしている。
p. 62
「虎は危険な動物である」は次の3通りに表すことができる。
はてその違いは‥?
A tiger is a dangerous animal.
The tiger is a dangerous animal.
Tigers are dangerous animals.
a(n)につく名詞の多くは「グループから適当にとり出されたもの」
人一般をいう代名詞(総称人称)の"you"は自身の経験から一般論を推定する場合に多い。
二重前置詞も少し出てくる(芭蕉の俳句の英訳)
p. 81のwork(at / in / for)
はてその違いは‥?
第4章で、昨日見た映画「カサブランカ」を題材に話が進んでいくのはラッキーだった。
「人間くさい」アングロサクソン系
「フォーマルな」ラテン系
動詞expectは中立的な語って受験英語でも習ったなあ。
時制について気になると言うわりに、p. 117に「未来形」って出てきたときは動揺した。
日本人の多くは、儀式: 宗教無差別 / 信仰: 宗教無関心と述べているのもおもしろい。 -
前「日本人の英語」を読んでいたので「続・・・」の方も読んでみました。
前者はどうもすっくり「すとん、すとん」と落ちてこなかったのですが、今回は「ほ~」と思えるところも結構ありました。
やはり文体はいまいち好みではなかったですが、例文で安田成美とか藤谷美和子がでてくるところがかわいらしい感じはします
~Quote~
A:What did you do on Sunday?
B:I went to a movie.
A:who did you go with?
B:I went with my friend.
ここのmy friendは「決まった一人、例の友達」という意味である。
この会話でいきなり"with my friend"といわれても困る。「例の友達」が具体的に誰のことかわからないからである。
世の中のすべての人間から候補者を絞るのに"my"という言葉しかない。"friend"の意味的範囲は「決まった一人」を意味する"my friend"はBにとって「世の中で唯一の友達」といういみになってしまいBには友達が一人しかいないということになる。
"I went with one of my friends."
"I went with a friend of mine"
がここでは適当。
~Unquote~
ここでいう"my friend"普通につかってました。。。
やっぱり英語はおもしろい。やればやるほどいろいろな発見があるんだもの。
(って、レベル低すぎる???私。。。)