- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004314059
感想・レビュー・書評
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よく岩波新書から出せたな…
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出張中の読み物として選んだが。
朝日新聞が慰安婦や原発事故の誤報のお詫びを掲載した際、江川紹子さんが検察特捜部と同じ病理と批判してましたね。つまり、先にストーリーを作って、それに合う事実を探して起訴事実、ないし記事を作っていると。
そういう本です。出雲の勢力は日本を支配したはずと結論ありきで、無理やり証拠を作っちゃう。饒速日つまり物部氏とか丹波の元伊勢神社は出雲系としてます。磐座を証拠としてますが、磐座って出雲だけのもの?。その他の証拠もかなり強引で、信用できない。
無茶苦茶な証拠を並べて「STAP細胞はあります」と云われてもねえ。
★一つで良いとおもったけど、終盤の出雲国造の考察や出雲大社がいつ創建されたかという話は面白かった。
しかし、岩波新書がこんな出鱈目な本を出していいんでしょうか。 -
何だか分かりにくい本だった。私の古代史に関する知識不足のためか、半分も理解できなかったのでは。
邪馬台国は大和にあり、出雲の政権下だったことくらいか、理解できたのは。
神様の名前がやたらと出てくること、出雲の地名もいろいろ出てくるがほとんど知らない地名ばかりだ。 -
★2.5だが少々辛めで。
第2章あたりなどは結構面白いのだが、全体的に「思い込み」の領域から飛び出ておらず、逆に出雲の重要性を貶めるのでは?と余計な心配さえしてしまう。加えて岩波新書なんだからもう少し科学的に行こうよ、という個人的想いもなくはない。
それにしても出雲の重要性は昔から言われているような気がするが、その割にはあまり研究が進んでいない??
この本(作者)の熱い思いがほとばしるのも致し方ないのかもしれない。