命をみつめて (岩波現代文庫) (岩波現代文庫 社会 36)

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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006030360

感想・レビュー・書評

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  •  死をコーディネイトする事。
    人として、看護士・医者としてとどのようにするべきか。

     今までは学会で評価される事がゴールであった医療を患者をゴールにして、QOLを豊かにする事をゴールとしようという考え方です。

     現場で人と触れる事でしか学べない「感性」を磨く事が必要だと説いています。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「QOLを豊かにする事をゴールとしよう」
      日野原重明氏だから言える、そして説得力のある言葉ですね。。。
      「QOLを豊かにする事をゴールとしよう」
      日野原重明氏だから言える、そして説得力のある言葉ですね。。。
      2013/05/28
  • 人の生死と向き合う医者である筆者が、安らかな死をどう迎えるか、また生きている間は残りの人生をどのように生きるかということについて語ったもの。
    ・がんで死を迎える患者には、意識のある状態で家族と一緒にいられるホスピスのような施設が望ましい。
    ・必ずしも宗教心を持つべきとまでは言わないが、生死を見つめなおす上で、宗教の考え方は大切。

著者プロフィール

1911年山口県生まれ。1937年京都帝国大学医学部卒業。1941年聖路加国際病院内科医となる。学校法人聖路加国際大学名誉理事長、聖路加国際病院名誉院長、一般財団法人ライフ・プランニング・センター理事長などを歴任。予防医学の重要性を指摘し、医学・看護教育の充実、ターミナル・ケア(終末期医療)の普及に尽力。2000年には「新老人の会」を結成。1999年文化功労者。2005年文化勲章受章。2010年には国際コルチャック協会名誉功労賞受賞。2017年7月18日逝去。

「2022年 『2023年版『生きかた上手手帳』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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