- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022508195
感想・レビュー・書評
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作者の乳がん闘病記、というよりは体験記、でしょうか。病にはそういう見方や考え方もあるんだなぁ、と考えさせられる。すごく面白い感性の方です。好き。
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小さい頃から虚弱体質で、30代で乳がんになって両胸切除して再建してという病歴を持っていても、40歳で健康で生きれるもんなんだな。
ヨガをずっと続けていたらかなり体調がよくなっている様子。ヨガは腸の調整にも呼吸法がきくし、やっぱ毎日やったほうがいいんだな。 -
読みやすくて面白かった。
乳癌になってからのほうが体調がよくなった、そんなこともあるから人の身体ってわかんない。 -
内澤さんの自由人らしい雰囲気が、とても出てて 良かったし、共感できるところも 多々あった。
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ずっと読んでみたかった内澤さんの本を、ご本人を銀座の喫茶店でお見かけしたのをきっかけに購入。生まれつきの虚弱体質、度重なる乳がん手術、そして乳房再建手術。そんな体験が淡々とクールな目線で書かれていたことに好感を持った。
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世界屠畜紀行に引き続き、読みました。著者の健康にかかわる諸問題について、冷静な事実を記してあり、ご本人も文中述べていらっしゃるように所謂「闘病記」とは一線を画す内容。読者に、「病気って怖いな」=「自分は健康で良かったな」と思わせるような意図はどこにも感じる事が無く、変な言い方かもしれないが、読んでいて清々しいし、このテーマとしてはとても新鮮な印象。お涙頂戴を忌み嫌うわけでは無いのですが、こういった視点から向き合える姿勢は、単純にステキだと感じる。簡単では無いけれど、実は難しくも無い。病気と自分、身体と自分は一体であるという認識を受け止めるよう努めれば、自ずとこういった気持ちの流れになるのかな?と想像した。もちろん、常に葛藤はあるけれど。
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2012年初読書は「身体のいいなり」内澤旬子。世界屠畜紀行の著者だったとは!元々の虚弱体質、乳がんを患ってからの身体の変化を綴ったエッセイ。当たり前だけど、身体とは死ぬまで切っても切れない関係。自分の身体に声を傾ける、昨年、登山やヨガを通して実感したけど、生きるということそのものだなぁと思う。意志だけでどーにかしようとするのではなく、という指摘には思わずギクリとした。
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いわゆる癌の経緯や手術、治療の話が語られているのだが、悲観するわけでも、悟るわけでもなく、ただその時その時、迷いながらも身体と生活に向き合ってきた著者のスタンスがよい。それにしても身体の言いなりになってからのこの身体の変化のすごいこと。意思と身体が折り合って生きるのはなかなか難しいけれど。
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ただ、"こうゆうこと"というのを話してくれている。
押し付けがましくなく、説教臭くない。
それがとても、私のこころに沁みわたって、じんじんとふるえた。
腕を組むのではなく、自分を抱きしめていた
私もしょっちゅうやる。分かる。