ネクロポリス 上 (朝日文庫 お 60-1)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 4672
感想 : 330
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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022644695

感想・レビュー・書評

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  • 夢中になって読んだ。
    すんなり情景が頭の中に入ってくる。
    ページをめくる手が止まらなくて、ドキドキで読み進めた。

    この世界観大好きです!!


    (図書館)

  •  上巻の途中から、最後までは一気に読んでしまった。読んでいる途中、ここに書かれている様な漠然としたものへの畏敬の念ともいえる、ゾクゾクした感じを味わいながら読めた。物語も、ファンタジーの中で起こったミステリーの形式をとっているが、そのファンタジーも日本などに伝わっている民間伝承・民俗学を元に作られており、身近なもののように感じながら読めたが、とっても面白かった。

     作中で触れられている、「あっちの世界へつながる道」という発想は、ハリーポッターのあの世とこの世の概念に似ているように思った。また、その調整役となったアスナ等といった存在も、ファンタジーでよくありそうな役柄でありながらとっても新しい役柄に読めてしまうのも面白かった。また、「お客さん」がこちらにこれなくなった理由の一つとして信仰の欠如が挙げられていたことも、現在の情勢を反映しており説得力のある論拠だと感じた。最後の八咫烏・三足烏からの鳥人やそれを避けるために「鳥居」ができ、聖域・禁域のしるしであるというのはとっても面白い発想だった。調べてみると、フレイザーも鳥を太陽の象徴とした説を述べているなど、そういう関係が学術的にもあるということに驚かされた。

     ただ、ミステリーとして、この本を見てしまうと、そういうトリックありかよ、と思えてしまう所や単純なトリックで終わってしまったところとがあったので、少し残念だった。もう少し、ミスリードがあったりしても良かった気がした。

  • 不思議な世界観に魅了された。

  • 設定が面白い!最初からラストまで引き込まれて読み切れた本…

  • 下巻で。

  • これぞ恩田陸なSFミステリ
    大ボリュームで複雑な世界観のため
    なかなか再読はしていないが
    面白かった

  • 2013 06

  • 恩田陸さんらしい内容で面白かった!しかし、ボリュームがあるので再読モードになかなかならない。

  • 恩田陸を知るきっかけとなった一冊。
    本の世界にどっぷりとはまってしばらく抜け出せなかった。

  • 13/1/5

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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