- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022644862
作品紹介・あらすじ
淡路島から大鳴門橋を経て入ってゆく「阿波紀行」。阿波の中央を深く刻んで流れる吉野川をさかのぼる。長曾我部元親、三好長慶、稲田氏などの「兵ども」が領土経営にかけた思いをたどる旅になった。「紀ノ川流域」は、在阪の筆者にとって気軽な旅。根来寺を訪ねて豁然たる境内に往時の殷賑と根来衆の強悍さをしのび、日前宮の圧倒的な森の下を歩いて「木の国」の芯を感じる。
感想・レビュー・書評
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先日、私は和歌山県の旅から帰ったばかり。根来の近くも通過しました。勿論、以前に根来寺を訪ねた時は、火縄銃の銃痕を見ました。森の神々が祀られる神社も訪ねたことがあります。
阿波は、四国遍路をしている時に訪ねました。吉野川を遡って大きなクスノキを観に行く時に、脇町も散策しました。懐かしいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【読了メモ】藍、蜂須賀氏、三好氏、吉野川、衢地、根来寺、覚鑁、和歌山城、穴太衆
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【いちぶん】
それでも阿波に、
「これだけですなあ」
というものがあるというのは、大きい。他の府県がうらやましがって、西洋風のパレードをやったり、民謡と日本舞踊の街頭進出を試みたりしているが、洗練度がちがう。歴史は、真似られないものなのである。
(p.84) -
新義真言宗、宗祖覚鑁なんて人初めて知りました。興味わきます。根来寺行ってみたい。
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もっと早くに読んでおけばよかったと後悔。
何度か行った所が表面だけしか見てなかったと思う。
紀州に関すると根来衆と雑賀衆の違いが明確になって嬉しい。この本を見ながら根来寺へ行ってみたい。
初版が1978年だから変化している箇所も多々あろうけれど、歴史として読み解くには違和感はない。
歴史を創ってきた人物たちの個々の名前は覚えられないが一つの山脈としてとらえることが出来るのも発見。
どれだけの書物を読んで書かれたのかを想うと気が遠くなりそう。 -
14/9/7読了
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根来寺の事! 三好、吉野川などなど本当におもしろかったよー。