- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022735133
感想・レビュー・書評
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言葉は時代によって変化するものだし・・・とこの手の本は読まずにきた。
今回機会があって読んでみたけれど、ドキッとすることや
それは違う!と反発したくなること
でも意外にもなるほどなぁと納得することも数多くあった。
素敵な大人になるためにキレイな日本語を使えるよう
日常の言葉にもう少し気を使いたいと思う☆詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんか私的には乱れてるっぽい感じ
言葉の乱れについて指摘する本はこれまでも多くでている。
その度に自分が使っている言葉が間違っていないか、美しいかを考える。
用法を間違っていたり、イントネーションがおかしかったりすることに気づかされたことも多い。
本書もその点検の一つとして読んでみた。
ぶっちゃけ、今まで言われてたこととかと変わらない的な、気がするかも(笑)です、はい〜。
でも、普通に読めるし、ある意味ためになる感じで、著者様の言ってることもわかるから、読まさせていただいて良かったかな。
という言葉遣いを著者は不快、聞き苦しい、おかしいとする。
ほとんどがどこかで聞いたことがあり、それを不快だと感じると今までも指摘されてきた。
確かに、言葉は変化するもので、新語だと思われていたものが実はかなり古くから話されていた、という場合もある。
著者は、そのことについて指摘、また、若者に限られた使い方ではないと述べている。
実際に不愉快だと思った事例も挙げて説明しているので、どのような場合に使われているかがわかりやすい。
ただ、曖昧な言葉(〜的、っぽい等)が多く使われている背景にもっと踏み込んでほしかった。
著者自身も書いているが、怒りに任せて最近の言葉の乱れは酷い、と言っているように思える。
社会学者、言語学者、そういった専門ではないので憶測になってしまう、だから一般人の目で書いたのだと思われるが、だったらなおさらなぜ曖昧表現が多いのか、今後どうしたらいいのか、を自身の意見として書いてほしかった。
事例も多すぎる。
2頁にわたって同じ使い方をあげる必要はあるだろうか?
老若男女、という意味なのか。
加えて、NHKの「女子アナ」の言葉遣いは気になる、けれども民放の「女子アナ」は仕方がない、というのは共感しがたい。
タレント枠と見ているのかもしれないが、権威主義的ではないか。
言葉を綺麗にという割には軸がぶれている、そんな思いがした。 -
これを読むと自分の話言葉や、ブログ上の書き言葉がとても気になります。気にしていると口から出てくる言葉が以前より大事になるのでそこはよいのですが、ブログを書くには結構な足かせになっているような気もします。
ただ、自分も人の言葉にいろいろ感じる(どちらかと言えば反感を)タイプなので、平成26年は気をつけて言葉を選ぼうと思います。 -
友人に借りて読んだ。
いかに自分が恥ずかしい日本語を使っていたか思い知らされることに。
読んだ後も、無意識に出てしまう間違った言葉…慣れというのは恐ろしい。
きれいな字が書けるようになりたいと今まで思っていたけれど、それより先に正しい言葉遣いを身につけよう。 -
内館先生におかれては怒りと不快感がストレートに出ないように随分抑えて書いたとのこと。んん??な感じ炸裂なのがなかなか笑える。「感心を通り越して絶望」「口下手を免罪符に馬鹿っぽい言葉を使うのはやめろ」「理解できるが納得は到底できない、落ち着かないし奇妙奇天烈」・・・・正直なところ、辛辣極まりない舌鋒、舌剣が雨霰と降り注いでいるといったところか。「~してみたいと思います。」「ある意味」「結構します」「~ですかね」なども内館先生にあってはカネを積まれても使いたくない日本語。かなり厳しいと感じるのは私だけの錯覚では決してないであろう。ちなみに語尾をぼかすのも断定回避の言葉として徹底指弾されている。はは。
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相手を思いやることと、オドオドと生きることは別ものである。まずは言葉から変えてみてはどうだろう。相手を十分に思いやる心は貫きながら、断言すべきは断言する。その方が、ずっと伝わる。
冗談化する。それはとても平安でいられることなのだ。
言葉遣いは男っぷり、女っぷりを三割下げる
「聞き上手」というのは「話させ上手」なのだ。
遺憾 思い通りにいかず心残りなこと。残念。気の毒
受け手側ははぐらかされたような気持ちになってしまいます。謝罪が必要な場面では、明確な言葉で謝罪をすることが必要でしょう。
びっくりを致しておるところでございます
ヘリ下っておけば安心、何でもいいからへり下っておけ、というような。そう考えると、「バカにするな」と不快に思うのは当然だ。
言葉遣いや話し方は、人間性や才能とは無関係だとしても、印象が違うことは誰もが認めるだろう。
印象をよくすることは、どの世界においても大切だ。印象をよくすることは、媚びるとかおもねるということとは、まったくの別ものである。 -
タイトルがおもしろそうなので、読んでみました。
ほとんどに共感できて、興味深く読めました。
新書にしてはページ数が多いけど、読みやすかったです。
共感して、ああ、こんな言葉使ってるなあと思うのだけど、もちろん自分自身もその例外ではないわけで。
もっと言葉づかいを丁寧にしたいと思うけど、そう簡単な話でもないだろう。
内館さんの文章が皮肉たっぷりで、それを嫌な感じと取るひとは多くいそう。 -
こんな言葉使いをしている人は一発で落とす、という企業の採用面接者の言葉が力強かったですねえ。NHKアナウンサーと並んで採用試験の面接官も日本語を守る砦だと思います。
正しい日本語が使える学生は、物事を真摯に考えていると評価してくれる企業があったら、その会社の商品を買います。本文ではどこの面接官か企業名が明かされなくて残念でした。
正しい日本語で話せることが採用基準になるのは悲しいことですが、ぼかし言葉ばかり使っていたら知的に見えないと、全学生に自覚してもらいたいと感じた一冊でした。
顔文字大好きな私には耳に痛いところもありましたが。o(- -;*)ゞ -
内舘さんほどじゃないにしても言葉には敏感な方なので、共感するところ多数!しかし、「こりゃ私も怒られるな。。。」というところも多数。気をつけねば。変な日本語を話す人々にぜひ読んでもらいたいなと思うけど、そういう人はそもそも読書なんかしなさそうだからねえ。地道に周りの若者の間違いを正していくしかないね。最近身の回りで一番唖然としたのは近所の園芸店に貼ってある「店内にはペット様とご一緒にお入りいただけます。」の一文。「エサを差し上げる」日も近いかも。。。
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レビューに「*普通に*面白い!、ヤバイ」って書くと叱られます。
きれいな正しい日本語を使いましょう。街やメディアに溢れるおかしな日本語について語った本。娘は読んで一言、「ずっと叱られていた。」と。
私も思い当たるところがあるので、気をつけます。
内容の主張とうらはらに少し下品で刺激的な書名ですが、編集者の思惑通り、思うつぼ、思わず手にとってしまった。