新書481 創価学会と平和主義 (朝日新書)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022735829

感想・レビュー・書評

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  • 元外交官の佐藤優による、創価学会と公明党の平和主義について。

    彼自身はクリスチャンであるものの、公明党の平和主義については比較的肯定的に捉えてるのが印象的だった。

  • 自分も特に学会員でもプロテスタント信者でもないですがら、こうやって歴史から紐解いてフラットな目で物事を見ることは大事だなと思いました。そうするとTwitterに書いてる罵詈雑言が間違ってるとか、たまに当たってるとか瞬時にわかります。

  • 公明党及び創価学会の反戦平和主義が、集団的自衛権を骨抜きにしたと主張。現代日本で、大きな影響力のある創価の内在的論理を、歴史、宗教観、主要人物の思想・行動から紐解いていく(人間革命の解説本的な側面も)。集団的自衛権、政教分離、宗教(日蓮、キリスト)の勉強もできて良い。もちろん、公明党・創価という言葉を聞いただけで、思考停止に陥る方にもお勧め。私は信者ではないが、日本人の一人として知っておいて損はないと思いますね。

  • ふむ

  • 学会のことがよくわかる
    創設から現在までの歴史
    社会的な影響や宗教との関連などわかりやすく書いてある
    池田大作の影響力は大きいようだ

  • むずかしいです。

  • 佐藤氏は創価学会の会員でもなく、かといって批判しているわけでもない。中立な立場で語っているようだ。公明党の連立与党での在り方にも理解を示している。

  • http://naokis.doorblog.jp/archives/souka_gakkai.html【書評】『創価学会と平和主義 (朝日新書)』〜創価学会のことが少しだけ分かった。

    <目次>
    第1章 集団的自衛権容認の真相 公明党は本当に押し切られたのか
    第2章 歴史的に見た創価学会、公明党、日蓮正宗
    第3章 「池田大作」の思想と行動
    第4章 “うさんくささ”と政教分離をめぐる
    第5章 創価学会インタナショナル(SGI)と世界宗教
    第6章 いまを生きる宗教 一キリスト教徒の視点から
    あとがき
    資料 閣議決定文書

    2014.12.31 北澤さんの2014ベスト本より。
    2015.05.11 読書開始
    2015.05.15 読了

  • ◆日蓮宗を軸とした創価学会のありようを著者が解剖。が、神学者・キリスト教徒という思考のフレームワークが、著者の目を曇らせてはいないだろうか?◆


    2014年刊行。

     神学者の一面を持つ著者だから感じない違和感。それは宗教における価値絶対主義であろう。
     そして政教分離においても消極的信教の自由、つまり国家権力が信教(=信仰・宗教的行為・宗教的結社)の自由に干渉しない側面のみを重視している誤謬。
     この点の違和感が個人的には払拭されないまま、つまり説得的ではないと感じ取れたが故に、著者の見解には賛同できないなと。これが全体を読み通した後の読後感である。


    ① そもそも、価値絶対主義は何らかの形で価値の優劣を肯定してしまい、政治における平等に非親和的(矛盾していると言いたいが、そこまでは言わないでおく)。
    ② 政教分離は信教の自由(信仰の自由・宗教的行為の自由・宗教的結社の自由)を国家が妨害しないという消極的自由。その保障のみで足りるわけではない。
     つまり国家権力による宗教・宗教的行為への非干渉で済まされるものではなく、戦前の国家神道の問題から、国家による「特定」の宗教への援助・助長及びその恐れを忌避するという側面も有している。
     後者の面に関して殆ど言及しないため、言い知れぬ違和感を拭い去れないのだ。

     本書において著者が言及する飯島勲氏や石破茂氏が有している政教分離・信教の自由保障観は、憲法の国家権力の抑制機構という側面を等閑視して、全く駄目なのは言わずもがなだが、著者の発想も果たして…。
     無意味だとか、理解できないとまでは言わないが、どうにも疑問符立ちまくりの読後感であった。

     そして、公明党が具体的要件の検討において重要な存在感を示したという集団的自演権行使のための3要件も、そうそう著者の思うように取り計らわれるのか?。
     アクロバティックな文言解釈=結論ありきの解釈は政府のお家芸でもある。
     もとよりこれらの要件は、無いよりはマシという意味では、その限度で理解できなくはないのは、そうかもしれないが…。

  • 興味本位の私には難しかった。

    創価学会とはなんぞやということがわかるかな~と思って読んでみましたが、ちょっと難しくて断念しました。

    やっぱ宗教に興味がないのでダメでしたね。

    内容云々というより、興味がそそられなかったということで。

    残念です。

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著者プロフィール

1960年1月18日、東京都生まれ。1985年同志社大学大学院神学研究科修了 (神学修士)。1985年に外務省入省。英国、ロシアなどに勤務。2002年5月に鈴木宗男事件に連座し、2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―』(新潮社)、『自壊する帝国』(新潮社)、『交渉術』(文藝春秋)などの作品がある。

「2023年 『三人の女 二〇世紀の春 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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