問題はロシアより、むしろアメリカだ 第三次世界大戦に突入した世界 (朝日新書)
- 朝日新聞出版 (2023年6月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022952233
感想・レビュー・書評
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ロシアと西側の代理戦争としてのウクライナ戦争に関する報道は、その量と内容についてジャーナリストが持つ信仰のようなものが影響しているという指摘は報道内容に対して自分の軸をちゃんと持たなければいけない、という気持ちを強くさせる。単なる戦争、軍事的な分析だけでこの争いを語るのではなく、多面的側面から読み解くからこそエマニュエル・トッドは先を見通すことができるのだろう。ジャーナリストとして中立的立場である池上彰も自身の軸を持って語っているので大変参考になる。
いずれにしても問題だらけだな、世界は。その問題を上手く利用してやろう、という国々の利己的な思惑は恐らくなくならないけど、勝ち負けだけじゃなく、もう少し穏やかになって欲しいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フランスの知識人、エマニュエルトッド氏の世界の見方を学べる。
問題はロシアよりむしろアメリカだ。
という衝撃的なタイトルに引けを取らない内容でした!
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アメリカが他の国の戦争に口と金を出しすぎる、と。というか、アメリカが他国をキレさせて戦争を始めさせている、という見方、なるほどと思った。
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アメリカ追随日和見主義を、ウクライナ戦争を機にして、再び考えることができる。
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世界が平和になりますように
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対談形式で読みやすい
自分達がいる、アメリカに追従する日本が世界でマイノリティになっていることがよくわかる -
トッドさん、なんかAIみたいな回答だな。
訳した方のせいかな、
池上せんせの質問に対する答えがアバウトすぎて
難しすぎて意味がよくわからへんかった。
けども、違う視点から考えると
アメリカも策士なのかも?と少し考えるきっかけにはなった。
給料があがり、生活水準アップしたかったら
世界情勢も知らなあかんな -
欧米諸国は民主主義や人権の尊重など、西側の価値観を押し付けがち。しかしそれは世界の中ではまだまだ少数派なのだから、反発が起きるのは当たり前。
一種の逆張り本ですが、こう言う観点もある事を知るのは大事。 -
ニュース、新聞を見ていると、明らかにロシアがおかしく、ウクライナがかわいそうだと報道している。確かに軍事行為に及んだロシアは非難されるべきだとは思うが、なぜそのような行為に走らせたのかまで考えを巡らせることは必要であろう。同一の意見だけを信用せず、さまざまな視座を手に入れて、思考すべきであることを学べた。