ふしぎ駄菓子屋 銭天堂4

著者 :
  • 偕成社
4.10
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  • (2)
本棚登録 : 1032
感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036356409

作品紹介・あらすじ

不気味な少女よどみが「たたりめ堂」をオープン。悪意のこもった菓子で紅子の客を奪う。菓子勝負の軍配は、どちらの店にあがるのか? 全6話。

感想・レビュー・書評

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  • お話は短編でサクサク読めて面白いから良いんだけど、私大人だからイラストがなんだか恥ずかしくって外出先で読めない。

  • 優しいお話が多くて好きだったなぁ〜♡
    虹色水あめ選ぶ時点でなんかもう素敵な子じゃん!♡
    あのキャラとのお話も今回あって面白かった!

  • p58
    「だれかをきずつけることを楽しいと思いはじめたら、それはもう、人じゃござんせん。 けものでござんす。 どうでござんす、ぼっちゃん? お心当たりがおありでござんしょ?」
    心当たりはあった。山ほど。それでも、洋介は必死でいいわけした。
    「ぼ、ぼくは、わるいことはしてません。やられたことを、た、ただ、やりかえしただけだから… わるいのは、最初にいじめてきたあいつらだもの!」
    「でも、やられた以上のことを、したんじゃござんせんか? いつしか、いじめっ子をいたぶることを、楽しんでいたんじゃござんせんか?」
    やんわりとしたおばさんの言葉に、洋介は息がつまった。
    そうだ。そのとおりだ。
    心の中で声がした。
    「つまり、ぼっちゃんは、いじめっ子たちと同じレベルに堕ちたということでござんすよ」
    それはまさに、とどめのひとことだった。

    1巻の時はただただ駄菓子の面白さだったが、人には汚い心ときれいな心があるよね、どうせならきれいな心を大事にしたいよねというメッセージ性が出てきた。
    そのせいか、少し陳腐さを感じた。

    今回のラインナップの中だったら「虹色みずあめ」がほしい。
    他人と自分を比較する心がなくなるのはいい。
    ただみずあめのことで頭がいっぱいの状態が続くのは困る。

  • ヤマ缶詰とずるずるあげもち、眠り貯金箱と眠れませんべい、虹色水あめとデッサン汁粉。
    人々の同じ悩みや欲望に対して、違う角度から解決するアイテムを販売する菓子対決が新しくて良かった。
    「眠り貯金箱と眠れませんべい」は意外性のあるラストで不思議な余韻の話。 
    「ヤマ缶詰とずるずるあげもち」「ウルフまんじゅう」は菓子の使用法が分かりやすく、納得のいく展開。

  • 眠り貯金箱と眠れませんべいのお話が良かった!
    私も眠り貯金箱が欲しい
    よどみちゃん、名前もだけど怖すぎます、、。

  • 紅子対よどみさんと駄菓子勝負!紅子のじゃまをしようとしているよどみさん紅子はどうやってそれを回避するか考えるのが面白かった

  • 銭天堂の紅子さんとたたりめ堂のよどみさんの駄菓子対決。
    実態はよどみさんが紅子さんを一方的に敵対している感じなんですが…

    よどみさんは紅子さんの客を巧みにそそのかしたり、銭天堂を探す客をおびき寄せたり…なお、よどみさんに取り込まれる人はどこが欲深かったり、甘い言葉に負けてしまう人が多かったな。よどみさんの駄菓子は完全に呪いのアイテムなので、人を呪わば穴二つ状態に最後はなってしまう。
    特に「虫歯あられ」の少年のラストは軽くホラーだった。

    今回の紅子さんがお客様に求めるものが「人の生きざまを見ること」と判明。
    「ウルフまんじゅう」のときに言っていたで「なりたい自分は自分で選べる」にも通ずるなと思った。

    児童書なのだが、この辺は大人にも刺さるのではないかなと思った。
    私は今回の駄菓子だと「虹色水あめ」がほしいかな。
    私も美しい物がみたいな。

  • 初めて読んだけどなかなかホラー、たまに良い話があって面白い。
    それから、ライバル社がいたとは初めて知った笑

    眠り貯金箱はちょっとほしいかも...!?

  • 図書館本。たたりめ堂が出てきて、お話が少し重層的になりました。7歳5ヶ月、これぐらいが程よいです。

  • り。1666
    8y11m

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。『水妖の森』で第4回ジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。作品に『送り人の娘』、『おっちょこ魔女先生』、『盗角妖伝』、「怪奇漢方桃印」シリーズ、「秘密に満ちた魔石館」シリーズ、「十年屋」シリーズ、「鬼遊び」シリーズ、「妖怪の子預かります」シリーズなどがある。

「2023年 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂1・2・3(3冊セット)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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