夏休みの秘密の友だち (シノダ!)

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 221
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036440900

感想・レビュー・書評

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  • 都ぎつねに引き続き、これはまた切ない余韻をこれほどまでに残していく作品……!すき!
    おまけに今回もパパのカッコよさを感じさせてくれる一幕はあるし、おばあちゃんのどうどうとした様子、あこがれます。
    それからもう一人、トビ丸推せる。シリーズが進んだら、また会えないかなって思いました。

  • 大好きなシノダ!シリーズ9巻目。
    今回は、ユイとタクミのひと夏の冒険物語。
    今までの既刊本のなかで一番好きかも。
    夏が待ち遠しくなった。

  • 大好きだったシノダ!。8巻持ってて長年続きが読みたいと願い続け6年越しに願いが叶いました。完読するのがもったいないと思いながらも、2時間かからないうちに読み切ってしまいました。夏がこんなにも楽しみになって、小学生に戻ってもう一度夏休みを過ごしたいと思いなんだかくすぐったい気持ちになりました。小学生の夏の大切な思い出、忘れることができないその思い出が繊細に書かれていて素晴らしかったです。
    そして他の話とは違い大きな事件がなく、子供2人の冒険物語で新鮮でした。

    願わくば、将来ユイとトビ丸の再会がありますように。

  • ひたすらわくわくしっぱなしのおはなしでした。
    いつものメンバーはほとんどでてこないんだけど、シノダでいちばん好きだったかも。
    夏休みは、どうしようもなくにぎやかで楽しくて、でもほんのすこし寂しいよなぁと。夏の白く圧倒的に鮮やかで眩しい光がきれい。
    夏は暑くてにがてだけど、なんだかんだで特別な季節だよなぁと振り返るほどに思う。

    また、あの二人に会える日をユイたちともども待ってます。
    「とまれ!」が、わかる分、どちらにとっても、もどかしくて…!ね…!(すきっ…!)

    しかし相変わらずパパが素敵。

  • たぶん初読みの作家さん。ゲーム「ぼくなつ」を彷彿とさせる懐かしさと素直さを感じる作品。不思議をそのまま受け入れる祖母とそれを信じない頑固な祖父。皆が皆、不可思議を受け入れるというスタンスの物語が多い中、この二人の設定が新鮮でした。また、このおばあちゃんが素敵♪ こんな風になれたらいいなぁって思います。こういうお話は大好きなので、全作読んでみたい。児童書ということですが、文章や表現、ストーリー展開に無理がなく、しっかりしているので、大人でも楽しんで読める。大人は大人で違った感覚が持てるのですから。

著者プロフィール

1959年生まれ。1991年『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房)で第24回日本児童文学者協会賞新人賞、第40回小学館文学賞を受賞、1997年「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社)で第15回新美南吉児童文学賞を受賞、2001年『空へつづく神話』(偕成社)で第48回産経児童出版文化賞を受賞、『盆まねき』(偕成社)により2011年第49回野間児童文芸賞、2012年第59回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞、2021年『さくらの谷』(絵・松成真理子 偕成社)で第52回講談社絵本賞を受賞。絵本に「やまんばのむすめ まゆのおはなし」シリーズ(絵・降矢なな 福音館書店)、「オニのサラリーマン」シリーズ(絵・大島妙子 福音館書店)などがある。

「2023年 『そらうみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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