- Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
- / ISBN・EAN: 9784037272104
感想・レビュー・書評
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図書館の児童書相談窓口で働いている「私」のもとに来る不思議な相談
日常ミステリなのかな?と思っていましたが
相談者の「不思議な話」の話でした
怪談、ホラーというほどのものではないけれど
ファンタジーというほどの不思議でもなく、
オチ(解決)はなく、
そういう話があった
という体でのお話が積み重なっていくのが癖になります詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表紙とビブリオ・ファンタジアの文字に惹かれて読んでみた。児童読書相談コーナーでバイトする主人公に相談してくる人たちのお話。相談といっても、不思議な出来事をただ話す…って感じで、少し変わった感じのするお話だった。
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体調を崩し、一日5時間くらい暑さ寒さに関係のないところで座って軽い仕事をするくらいにしておくように医者に言われ、就職が決まっていた建設会社を辞め、市立図書館の児童読書相談コーナーの臨時職員を週5日、5時間だけするようになった主人公。
そこで出合った利用者(相談者?)のちょっと不思議な体験4話。
…って、設定でがっかり。好きな作家だったので余計なのだけれど、児童書の作家ともあろう斉藤氏にして、児童担当の図書館員って、こういうイメージなんだ。
ショックで、悲しい。
児童読書相談コーナーの担当者なんて、ちょちょいのちょい的な…。 -
持病により図書館の児童読書相談コーナーでアルバイトをすることになった主人公のもとに、なぜか次々と不思議な話が集まってくるというお話。
児童向け(と思われる)こともあってか複雑なストーリーではないのと、短編集ということもあってすっきりと読みやすい。ただがっつりしたファンタジーやミステリーを期待するとやや物足りないところはあるかも。
私はホラーやミステリーが好きな子どもだったから、それこそ小学生の頃に出会っていたら夢中になっていたと思う。そういう点では似たタイプの方にはおすすめ。
途中の挿絵も雰囲気があって素敵。怖いとか不気味とまでは言わないけど、なんとなくそわっとするような、登場人物の心のざわつきを伝えてくれるような、ストーリーの不思議さを演出し ているように感じる。
個人的に気になるのは主人公の「わたし」はいったい何者なのだろうということ。
家族がいて、友人がいて、これまでの人生があって。どう見ても聞いても普通の若者なんだけど、どこか得体の知れなさを感じる。
私の考えすぎなのか、はたまたそれもこの本の不思議のひとつなのか……。 -
図書館の児童読書相談コーナーのお話。
相談コーナーに、入れ替わり立ち替わり寄せられるお話に、引き込まれます。
森泉岳土さんの挿絵も素敵でした。 -
主人公の性格のような淡々とした文章。
本の表紙からはわからなかったが、怪談なのかな。たまに現れる見開きの挿絵が怖い。 -
図書館の児童コーナーでアルバイトをする「わたし」が出会う様々な不思議な話。
中学受験の話、面白かった。
いちばんドキドキしたのは「アリスのうさぎ」、どうなることかとハラハラした。
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図書室の本。先入観無しで読んでみたら、大当たりだった。怪談好きの主人公に相談と言いながら打ち明けられた話が怖い内容で!
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図書館でアルバイトをする主人公。「ちょっと聞いてほしいんですけど…。」彼に語られるお話は、どれも不思議なものばかり。誰にも真摯に対応する、主人公の姿が印象的でした。