王女コクランと願いの悪魔 (2) (富士見L文庫)
- KADOKAWA/富士見書房 (2015年6月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040706153
作品紹介・あらすじ
“悪魔”の身体から解放され人間に戻ったレクスと、無償の愛を注いでくれるレクスと改めて出会ったコクラン。しかし彼らを待っていたのは、二人を受け入れてくれない“現実”だった――。真の物語はここから始まる。
感想・レビュー・書評
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一巻が素晴らしく好きで続きを買ったけど、あんま響いてこなかったなー
コクランの話より悪魔さんの話のほうが多いので、悪魔さん好きならいいのかも…でも私、薄幸美人のコクランが好きなんだよー…
面白かったんだけど、響いてこなかった。 -
1巻が面白かったから買ってみたけど、ちょっとコクランとレクスをくっつけようってのが強くなっちゃって苦手な感じだった。
コクランが「女」になっちゃった感じ。 -
お伽話には、細かい理屈が必要ない。前作だけで完結していれば気にしなくても良かったけれど、続き物にしてしまったが故その尻拭いに苦労したのではと斟酌せざるを得ず…。結果として尻拭いはうまくいっているように見えるが、はてさて。こねくり回した理屈を経てなお、上手に終わってくれることを祈ります。
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うーん。
帯のセリフに煽られて買った(前作のあとがきに惹かれたのもある)けど、何て言うか、消化不良〜。作者がメインで描きたいことって、何と無くわかるけど…。折角新しい登場人物もいて、コクランにたいする周囲の変化もあったんだから、世界観をもっと書き込んでもよかったのでは。
もう照準がコクラン(とレクス)に完全に絞られすぎてて。なんだか勿体無い。 -
ええっ?こんな終わり方?もやもやするわぁ。当然続きがあるんでしょうね?相変わらず後宮は、というか周囲の状況はコクランにとって気の抜けないピリピリした居心地なようで、こちらも読んでいて辛い。そうなってしまう一因はコクラン自身が誰に対しても信用しない壁を作ってしまっているからなのでしょうが、次はもっとホッと出来る人間関係が築けているといいな。
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あぁ、良いところで終わった。とっても続きが気になって、気になって。
次の巻の発売日を考えて、その遠さにもだえた。もどかしい。
物語のハッピーエンドのその後は平坦ではなく、そのまま急転直下、ロミジュリ状態に。
コクランに、もっと素直になっていいのよ、と入り込んで熱くなる反面、これまでのことを思うと人を信じられない気持ちも分かるし、それが正しいことが多かっただろうな。なんて、ぐるぐる考えてしまいます。
時に腹の探り合いで殺伐とした空気になる中、レクスに癒される。なんだかんだ心が健康で、強い。
そして何回読み返すんだろう、私。