金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲 (角川文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年11月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041005729
作品紹介・あらすじ
もじゃもじゃ頭にぼんやりした姿。だがひとたび事件が起これば誰よりも鋭く謎を解き、犯人の心に潜む哀しみを見抜く、心優しき名探偵。横溝正史が生んだ日本を代表する探偵が現代作家の手でいま、甦る!金田一耕助に正面から挑んだ快作から、ある事件の「その後」の姿を描いたパラレル作、近田一耕助や金田耕一・錦田一コンビ、金・田・一トリオが活躍する変奏作まで。趣向を凝らした豪華オマージュ競演。
感想・レビュー・書評
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横溝正史の作品はほとんど読んだことがないけれど・・・
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『無題』京極夏彦
『キンダイチ先生の推理』有栖川有栖
『愛の遠近法的倒錯』小川勝己
『ナマ猫邸事件』北森鴻
『月光座―金田一耕助へのオマージュ―』栗本薫
『鳥辺野の午後』柴田よしき
『雪花 散り花』菅浩江
『松竹梅』服部まゆみ
『闇夜にカラスが散歩する』赤川次郎 -
横溝正史のドロドロ感はこうだったな、とほんのり感じられる九人の作家がオマージュしたアンソロジー。それぞれ毛色が全然異なるので横溝作品を知らなくても十二分に楽しめますが、『月光座』は元ネタを知っていてまた伊集院大介シリーズ読んでいたらさらに面白かっただろうな、と思った。金田一耕助はホームズのように愛されていた探偵なんだなぁ
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3+
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9人の小説家たちによるオマージュアンソロジー。
面子がとても豪華なのと好みの人が多かったのでそれだけでも楽しめる。
またそれぞれの個性によって捉え方が違っているのが良かった。
個人的に1番横溝っぽかったのが小川勝己で、話が好みだったのが京極夏彦だった。
菅浩江も割と好き。
正直どれも好き。 -
横溝正史&金田一耕助をリスペクトしている(であろう)人気作家達が、描く金田一耕助の贅沢なアンソロジー。
夫々の特色のある文体やキャラの描き方がありそれだけでも楽しめる一冊。 -
横溝正史が生んだ名探偵が現代作家の手で蘇る豪華パスティーシュ・アンソロジー!
ある事件のその後を描いたパラレル作、金・田・一トリオが活躍する変奏作まで
バラエティ豊かな内容ながら、軽やかで読みやすい一冊となっています。
金田一色はほとんどなかったけど、柴田よしきさんの「鳥辺野の午後」が印象的。 -
どれもそれなりに面白く読んだけど、そういや私本家読んだことないな?って気づいたのでそのうち読まないと。
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金田一耕助、そこまで詳しくなかったんだけど、色々なミステリー作家が書いていて、世界観を踏襲しているものや、完全なパロディ、金田一の子孫を出した完全別の作品、むしろ横溝さんを出してくるなど、色んな形でのオマージュ。
お風呂で読書用に古本を買って読みました。短編集なので少しずつ読み進めるにはよかったです。 -
うーん。いまいちかな