- Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041008508
感想・レビュー・書評
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前半はキキが自己のゆらぎを感じていくお話で、じわじわとした不安定感があります。後半はそこから答えに向かう道筋をつかむお話。後半は泣けます。私が個人的に、老人が出てくる話に異常に弱いというのもありますが…。
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あの魔女の宅急便の小説化作品。
時間的にはコリコの街に住み始めてから1年たった時の出来事。
う~~~ん、1巻でも感じたことだけど文体が読みにくいかな。
それに風景描写や人物描写がそんなに上手くないんで挿絵の助けとかが必要だと思うけど、それがないのが痛いかな。
1巻は映画と少し重なった部分があったのでその辺はうまく補完できた気がするんだけど今回は…。 -
魔女の宅急便屋さんが迷いながら成長していく話。
うまくいかないことがあっても
必要とされるっていうのは
ありがたいことですね。 -
児童文学なので、比較的穏やかに
大きな事件もなく物語が進んで行く。
少し退屈でもある。
それでも泣いてしまうのは、
キキの悩みながら生きる道が
かつて自分も通った道のような気がするからだ。
年を取ると涙もろくなるのは、
今までの喜び、悲しみ、淋しさを
心が憶えているからだ。
繊細な心の動きや世界の優しさを書くのがとても上手だと思う。 -
くしゃみの薬づくりを習うために帰省したキキが、
「今わたしはコキリの町から一時的に帰ってきている。
お客様なのだ」
と認識しているところがすごい。
15歳でそれがわかるんだ。 -
街の人の役に立ちたいと頑張るキキがとても清々しいです。
誰かのために何かをすることで、自分に何かが返ってくるっていうのは素敵だなあとしみじみ思う。 -
キキが使えるのは飛ぶ魔法だけ。
なのにいろんなことが不思議で暖かくって素敵な本。
「つくるってふしぎよ。自分がつくっても、自分がつくっていないのよ」
コキリさんのこの一言は、きっと以前の自分には理解できなかっただろうな。
続きが楽しみ。 -
キキ独り立ち二年目。
色々失敗しながらも、悩みながらも少しずつ成長していくキキが微笑ましい^^
おじいさんの散歩のお話は、結末がはっきりとは書かれていないのに、泣きそうになった。
自分が14歳だった時はどうだっただろう?何も考えてなかった気がする。。