魔女の宅急便 2キキと新しい魔法 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041008508

感想・レビュー・書評

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  • 前半はキキが自己のゆらぎを感じていくお話で、じわじわとした不安定感があります。後半はそこから答えに向かう道筋をつかむお話。後半は泣けます。私が個人的に、老人が出てくる話に異常に弱いというのもありますが…。

  • 14歳になったキキ。
    少しづつ町にとけこみ、失敗したり町の人の優しさに触れたり。
    2年目になったからこその壁だったりがあるんだろうなぁ。
    悩んだり迷ったりしながらも成長していく姿が良いですね。
    魔女としても一人の女性としても。
    この原作のキキの方が感情がストレートで、心の内をより深く感じられる印象です。
    薬の作り方習うところとか、さんぽの話とかが凄く好きです。
    くしゃみの薬、私も春先に欲しい、、、

  • あの魔女の宅急便の小説化作品。
    時間的にはコリコの街に住み始めてから1年たった時の出来事。

    う~~~ん、1巻でも感じたことだけど文体が読みにくいかな。
    それに風景描写や人物描写がそんなに上手くないんで挿絵の助けとかが必要だと思うけど、それがないのが痛いかな。
    1巻は映画と少し重なった部分があったのでその辺はうまく補完できた気がするんだけど今回は…。

  • 魔女の宅急便屋さんが迷いながら成長していく話。

    うまくいかないことがあっても
    必要とされるっていうのは
    ありがたいことですね。

  • 児童文学なので、比較的穏やかに
    大きな事件もなく物語が進んで行く。
    少し退屈でもある。
    それでも泣いてしまうのは、
    キキの悩みながら生きる道が
    かつて自分も通った道のような気がするからだ。

    年を取ると涙もろくなるのは、
    今までの喜び、悲しみ、淋しさを
    心が憶えているからだ。

    繊細な心の動きや世界の優しさを書くのがとても上手だと思う。

  • くしゃみの薬づくりを習うために帰省したキキが、
    「今わたしはコキリの町から一時的に帰ってきている。
    お客様なのだ」
    と認識しているところがすごい。
    15歳でそれがわかるんだ。

  • 街の人の役に立ちたいと頑張るキキがとても清々しいです。
    誰かのために何かをすることで、自分に何かが返ってくるっていうのは素敵だなあとしみじみ思う。

  • キキが使えるのは飛ぶ魔法だけ。
    なのにいろんなことが不思議で暖かくって素敵な本。

    「つくるってふしぎよ。自分がつくっても、自分がつくっていないのよ」
    コキリさんのこの一言は、きっと以前の自分には理解できなかっただろうな。

    続きが楽しみ。

  • 映画とは、ちょっとちがったキキ
    失敗が多いので、はらはらしますが、
    キキが素直に謝ると、町の人は笑って許してくれます。
    とてもほっとします。

  • キキ独り立ち二年目。
    色々失敗しながらも、悩みながらも少しずつ成長していくキキが微笑ましい^^
    おじいさんの散歩のお話は、結末がはっきりとは書かれていないのに、泣きそうになった。
    自分が14歳だった時はどうだっただろう?何も考えてなかった気がする。。

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著者プロフィール

1935(昭和10)年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、出版社に勤務する。25歳の時からブラジルに2年間滞在し、その体験をもとにしたノンフィクション『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で作家デビュー。著書に『ズボン船長さんの話』『小さなおばけ』シリーズ、『魔女の宅急便』『ぼくびょうきじゃないよ』『おだんごスープ』『ラストラン』など数多くの絵本・児童文学作品がある。産経児童出版文化賞大賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文学賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など受賞作品多数。

「2017年 『いろはにほほほ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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