魔女の宅急便 2キキと新しい魔法 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
3.87
  • (73)
  • (116)
  • (83)
  • (13)
  • (0)
本棚登録 : 1289
感想 : 101
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041008508

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 児童文学なので、比較的穏やかに
    大きな事件もなく物語が進んで行く。
    少し退屈でもある。
    それでも泣いてしまうのは、
    キキの悩みながら生きる道が
    かつて自分も通った道のような気がするからだ。

    年を取ると涙もろくなるのは、
    今までの喜び、悲しみ、淋しさを
    心が憶えているからだ。

    繊細な心の動きや世界の優しさを書くのがとても上手だと思う。

  • くしゃみの薬づくりを習うために帰省したキキが、
    「今わたしはコキリの町から一時的に帰ってきている。
    お客様なのだ」
    と認識しているところがすごい。
    15歳でそれがわかるんだ。

  • 街の人の役に立ちたいと頑張るキキがとても清々しいです。
    誰かのために何かをすることで、自分に何かが返ってくるっていうのは素敵だなあとしみじみ思う。

  • キキが使えるのは飛ぶ魔法だけ。
    なのにいろんなことが不思議で暖かくって素敵な本。

    「つくるってふしぎよ。自分がつくっても、自分がつくっていないのよ」
    コキリさんのこの一言は、きっと以前の自分には理解できなかっただろうな。

    続きが楽しみ。

  • 映画とは、ちょっとちがったキキ
    失敗が多いので、はらはらしますが、
    キキが素直に謝ると、町の人は笑って許してくれます。
    とてもほっとします。

  • キキ独り立ち二年目。
    色々失敗しながらも、悩みながらも少しずつ成長していくキキが微笑ましい^^
    おじいさんの散歩のお話は、結末がはっきりとは書かれていないのに、泣きそうになった。
    自分が14歳だった時はどうだっただろう?何も考えてなかった気がする。。

  • キキの女の子らしさが可愛くて仕方ないです。
    大人に成長していく姿も見ていて温かい気持ちになります。

  • これまた小学生の頃に読んだきりだった2巻。
    あの頃より今読んだ方が面白かった気がする。

    それは私が大人になってキキの成長を見守れるほうの大人・・・というか、あぁ、キキも成長してるのね。

    と思う側になったってことなんだろうなぁ。

  • キキがお届けものを通して自分の仕事を考える一冊。
    「嘘をついて良いの?」とか「仕事って楽しい?」とか、子供の物語だけれど、大人の心に刺さる問いかけがある。そして、答えは書いていない。
    キキのお届けものは、通して読むと失敗のが多い。でも人生は成功よりも失敗のほうが多いのだから、失敗をどういかすか、どう変えていくかが大切なことと思います。この物語は、HappyEndばかりではない、本当の人生が描かれているのだなと思いました。14歳のキキは前向きに歩んでいて、偉いなぁと思ってしまいました。

  • 新米魔女・キキの2年目。しっぽがなくなってしまったカバを運んだり、遠くの島までお届けものをしたり、自信をなくして悩んだり、新しいことを始めたり・・・2年目も忙しそうなキキ。

    読んだはずだけど、うろ覚え。このまま3巻読もうかなー

全101件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

1935(昭和10)年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、出版社に勤務する。25歳の時からブラジルに2年間滞在し、その体験をもとにしたノンフィクション『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で作家デビュー。著書に『ズボン船長さんの話』『小さなおばけ』シリーズ、『魔女の宅急便』『ぼくびょうきじゃないよ』『おだんごスープ』『ラストラン』など数多くの絵本・児童文学作品がある。産経児童出版文化賞大賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文学賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など受賞作品多数。

「2017年 『いろはにほほほ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

角野栄子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×