マリアビートル (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
4.14
  • (1978)
  • (2180)
  • (915)
  • (128)
  • (29)
本棚登録 : 22233
感想 : 1600
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  • Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041009772

感想・レビュー・書評

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  • 殺し屋シリーズ第2弾♬

    "かなりヤバい"(6文字)←読んだ人なら分かる笑

    新幹線を舞台にした、ドダバタエンターテイメント♪
    噂どおりめっちゃ面白かった〜!!
    なかなかの分厚さだけれど、次から次へと起こるハプニングに全然飽きる事なく読み切れた!
    第1弾の「グラスホッパー」に比べると、だいぶ明るめだったな。

    様々なキャラが登場するけど、中でも蜜柑と檸檬のコンビがいい〜
    特に檸檬が大好き\♡︎/
    機関車トーマス最高だな笑笑
    それとは逆に、王子はほんと最悪でした。
    頭脳明晰で罪悪感のない、まさにサイコパス。
    こういう子は実際にもいるだろうなと思うとやりきれないしゾッとした。
    「グラスホッパー」からのリンクもありました✌︎
    それを考えるとストーリーは孤立してるので単独で読んでも大丈夫だけど、順に読むとより楽しめると思う。

    凄く面白かったけど、結末といいちょっとあっさりすぎな気もしたな〜(´-`) .。oO
    盛岡でもうちょっとドダバタ見たかったかも。

    そのうち映画も見てみたい!
    第3弾「AX」も続けていってみよう( •̀ᴗ•́ )و










    • mihiroさん
      1Q84O1さ〜ん♬こんばんは\♡︎/
      いつもありがとうございます(≧∀≦)
      第2弾もいっちゃいました〜✌︎✌︎
      今回も面白かったです!殺し...
      1Q84O1さ〜ん♬こんばんは\♡︎/
      いつもありがとうございます(≧∀≦)
      第2弾もいっちゃいました〜✌︎✌︎
      今回も面白かったです!殺し屋の話にこんなにハマると思いませんでした笑笑
      蜜柑と檸檬、思い出してくれましたか〜笑♡
      檸檬のトーマス愛には笑っちゃいました
      2023/02/09
    • mihiroさん
      AX行ってきまーす( •̀ᴗ•́ )و ̑̑
      AX行ってきまーす( •̀ᴗ•́ )و ̑̑
      2023/02/09
    • 1Q84O1さん
      『AX』も面白かった!のレビュー待ってますね(〃∇〃)
      『AX』も面白かった!のレビュー待ってますね(〃∇〃)
      2023/02/09
  • 初っ端の展開からラストまでエンタメ要素満載で、とても面白い作品でした。

    まずスタート時点でとても引き込まれました。憎い仇との会合、護衛対象の不審死、トランクの紛失とスタートから畳み掛けるように不審な事件が多発します。もうこの時点でこれらがどう絡み合っていくのか、ワクワクが止まりませんでした。

    そして、何と言っても凄いのは、伏線の張り方と回収の仕方。正直、この言葉は伏線なのだろうなぁと推測できるのですが、それでもこの伏線のために物語がどう展開されるかまでは予測が立たなかったです。そのため、伏線が回収されるたびに妙な高揚感がありました。

    色々なサイトやYouTubeなどでは、1作目を読まなくても楽しめると触れ込みがありましたが、俄然、1作目のグラスホッパーから読むことをお勧めしたいです。というのも、今回、マリアビートルを楽しめた理由の1つにグラスホッパーを読んでいたからこそ、登場人物の視点が変わりながら物語が進むスタイルに慣れていたので、すんなり物語の世界に入り込めたような気がするからです。

  •  面白かった。

     伊坂さんの作品からしばらく離れていたから余計にそうかんじるのかも(単純に他の本に浮気していただけです。積読の中にある本が~)

     こんなにたくさん殺し屋がいる新幹線には乗りたくないわぁ(;^_^A

     でも、一番怖いのは歪んだ王子の人生観ですね。一生あのままなんだろうなぁ。生きてる人間を舐めんなよぉとか思いながら読んでたけどね。

     映画、洋画になってますが、見に行けたらいいなぁ。

  • 先にAX読んで殺し屋シリーズ2作目。
    最初のグラスホッパーをこの後読む予定...

    新幹線の車内で殺し屋家業の方々がそれぞれの思惑でお仕事をするお話。
    殺し屋家業の方、出演てんこ盛り。出てきた瞬間に亡くなる方もいらっしゃった笑笑

    蜜柑と檸檬さんがとてもいーキャラでした!
    気持ちよく伏線も回収されていて、大変楽しく読み終わりました( ´ ▽ ` )

    面白かったです

  • 映画『ブレット・トレイン』ブラッド・ピット主演、伊坂幸太郎の人気小説をハリウッド実写化 - ファッションプレス
    https://www.fashion-press.net/news/85201

    試し読み「マリアビートル」一覧|カドブン
    https://kadobun.jp/trial/mariabeetle/

    第18位『マリアビートル』伊坂幸太郎 - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG (キノベス!2010)
    https://booklog.kinokuniya.co.jp/kinobest2010/archives/2011/01/18.html

    「マリアビートル」 伊坂 幸太郎[角川文庫] - KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/product/321302000007/

  • 584ページという大長編でしたが、鬼のような伏線回収に加えて、最初から最後まで目が離せない物語で、全く飽きずに読み切れました。
    物語の展開が気になるのはもちろんなのですが、何よりも、登場人物を通じて、次々に投げられてくる伊坂幸太郎からの「問い」というか、メッセージのようなものが、このマリアビートル最大の魅力だろうと感じます。

    「なぜ人を殺してはいけないのか?」、「どういう人間が力を持っている(世間を動かしている)のか」など。

    中でも、私個人的になるほどと感じたのは、本を読むことの意義でした。

    p131本を読み、内容を噛み砕くことで、語彙が増え、知識が増え、いっそう読解力が増した。本を読むことは、人の感情や抽象的な概念を言語化する力に繋がり、複雑な、客観的な思考を可能にした。

    これを言った王子は、相手の気持ちを支配したり、絶望させたりすることを喜ぶ醜悪な人間でした。
    ただ、この文章の裏を返すと、
    読書を続ければ、人の感情に気づけたり、人の言葉にならない気持ちを理解できるようになり、「人に寄り添えるようになれる」という風にも読めました。
    それは、読書をする一つの醍醐味なのかもと思いました。

    余談ですが、私はトーマス君のキャラクターでいうと、「よごれるのがきらいでうぬぼれや」のジェームスかなと思います。

  •  一癖も二癖もある殺し屋たちが東北新幹線の車内で、それぞれの思惑が交差し、闘いを繰り広げる。

     500ページを超える大作でしたが、読み出したらこの新幹線の車内から目が離せなくなるように、一気に読み進めている自分がいました。

     殺し屋がメインキャラクターということで、はじめは感情移入に戸惑いましたが、殺し屋以上の悪のキャラが登場することで、殺し屋たちに親近感が湧いてくるという不思議な体験をすることになりました。

     一体この物語はどのような結末を迎えれば、カタルシスを味わえるのだろうかという、そんな小説の新しい醍醐味も味わうことができました。

     もちろん、最後は予想以上の満足感を味わうことができました。

     この世の悪や悪意に立ち向かうにはどうすればよいのか、考えてみたくなりました。

     ハリウッド映画も楽しみです。

    • アールグレイさん
      風太郎さん★こんばんは♪
      昨夜は遅くに失礼しました。
      フォローバックを頂きありがとうございます!
      ――昨夜、いいねは戴いてなかったのにお礼を...
      風太郎さん★こんばんは♪
      昨夜は遅くに失礼しました。
      フォローバックを頂きありがとうございます!
      ――昨夜、いいねは戴いてなかったのにお礼を書き、慌ててコメントを消してしまい、すみません。m(._.)m
      でもびっくりし、凄いと思いフォローしました。
      レビュー率100%( ̄□ ̄;)!!
      私は遅読なので、一気読みなんて経験がありません(=_=;)
      昨夜から777を読み始めました。もちろんレビューをあげますが、風太郎さんのレビューは良く纏まっているので、恥ずかしく思います。でも、どうぞよろしくお願いします!
      (-_☆),゜.:。+゜
      2023/12/15
    • 風太郎さん
      アールグレイさん、コメントありがとうございます。
      私も読むのは遅い方なので、マイペースでアップしています。
      これからも本を通して交流でき...
      アールグレイさん、コメントありがとうございます。
      私も読むのは遅い方なので、マイペースでアップしています。
      これからも本を通して交流できるのを楽しみにしています。
      2023/12/15
  • 伊坂幸太郎の中で今のところ1番好き。もうほんとに自分が新幹線乗ってるハラハラドキドキ爽快感。

  • んもう、面白すぎる。一人一人の登場人物のクセの強さだったり、それぞれ悪人であるはずなのに憎めなかったり格好良かったり可愛らしく感じてニヨニヨしちゃったりして。

    そんでまた読み進めるにつれてどんどん物語に引き込まれていって、一旦止め!のタイミングが掴めなくなる。ていうか続きが気になりすぎて中断できなくなる。

    もう虜になってしまいました。伊阪幸太郎先生ってすごくね?とシャワー中に目かっ開いてしまうくらい。小説家の人たちって本当に尊敬する。

    私的に天道虫が読んでいてムフフとなった。推しかな。

  • 2022年9月1日に「ブレットトレイン」として公開されるハリウッド映画の原作。英国のダガー賞の翻訳部門にもノミネートされた。殺し屋シリーズの2作目。

    舞台は東北新幹線。複数の殺し屋がそれぞれ別の目的で乗り合わせる。東京から盛岡に着くまでの2時間半の間にそれぞれの目的が複雑に絡み合い、殺し合いが繰り広げられる。

    物語の鍵になるのが「王子」という少年だ。彼は14歳の中学生だが頭が良く、全てが自分の思い通りになると思っている。そして運がいい。乗り合わせた殺し屋も彼によって狂わされてしまう。この小説には悪い人がたくさん出てくるが、彼こそが最も巨大な悪として描かれている。その悪がどうなるのか、勧善懲悪な展開を期待したが、ぼかされてしまったのが少し残念だった。

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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