メタルギア ソリッド スネークイーター (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 342
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041009918

感想・レビュー・書評

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  • オセロットのウエスタンかぶれは遺伝だったのか…

    ゲームだと爆発するエキセントリックな人たちという印象が強いコブラ部隊(語弊)ですが、小説ではそれぞれ肉付けがされていて人間性が感じられます。

  • ザ・ボスとソローの出会いのくだりは秀逸だった

  • 面白いといえば、面白いのだけど、伊藤計劃の『ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』と比べると、物足りない。
    やっぱり伊藤計劃版が読みたかったと思ってしまう。
    いまいちメンタルの弱いスネークにも違和感。
    ストーリー構成はゲームに忠実なのは、良かったかな。

  • 大人気ゲームメタルギアソリッド3のノベライズ。ストーリーの補完的なところは特になく、心理描写がメインかな?

  • おもしろ自爆おじさんな印象だった原作ゲーム版でのコブラ部隊にバックストーリーを肉付けして遊びというかシュール要素を削いだ感じ。
    特にザ・ソローとザ・ボス、ザ・ソローとアダムスカ、ザ・ボスとアダムスカについて補完されていたのがよかった。

  • 『あなたのための物語』がとても気に入っていて、本書を読んでみました。
    『メタルギアシリーズ』は一切読んだことが無く、ゲームも全く知りません。
    内容はどうだったかと言うと、非常にテンポが良いのですが、時系列が短いわけではありません。
    短時間に様々な出来事が起こっています。
    とても楽しめる作品です。

  • ゲーム本編を真面目になぞっている。スネークも至って真面目。コブラ部隊のバックグラウンドが語られているのが良かった。読みながら食べたものとか映画の話とかお遊び要素を思い出す。

  • 大戦を通して渦巻く国の欲望と、騙し騙され愛し愛される兵士の物語。
    愛も命も身体も全て祖国に捧げた静謐なザ・ボス。子供すら戦場の野戦病院で荒々しく帝王切開で取り上げられ、そのまま行方もわからないまま。そしてその祖国に裏切られ、自分がスネークに殺されることが最期のミッション。
    こういう大きな流れの中で、否応なく激流に呑み込まれながらも、一本の藁に縋り付いてでも諦めずに生き残るために動き続ける主人公の話が好きらしい。任務でも、才能だけでもない、生き残ることが全ての過酷な残酷なミッション。

  • 長谷敏司さんの小説は以前にも読んだ。ハヤカワ系で仕事もしているグラフィックデザイナーの有馬さんによる長谷さんのインタビューを読んで、非常に感銘を受けたからだ。答え自体はそれほど驚くべきことではなかったのだが、〈未来〉について個人的な不安を抱えていたからこそ、SF作家の「時間感覚」みたいなものに、(SF作家ではないという意味で)一般人として素直に驚いた。→ http://qonversations.net/arima_hase/8472/
    で、今回。まぁ、小説としてはちょっと「キツい」ものがあった。元々メタルギアは知っているし、話の大枠を知っているから着いていけたところがある。自分がここまでできるかというと、無理だろうから、「大変だったろうな」という感想がどうしても先立つ。長谷敏司らしさ、物語としての「メタルギア」をハッキングして、自分のものにしてしまうようなものは、残念ながらなかったように思う。いや、ファンとしては十分なのだけど。

  • ゲームの内容は所々だけ、プレイしているのを横から見ていたことがある状態で読みました。
    良くも悪くもゲームっぽいという印象。
    「ゲームのノベライズ」としてはよくできていると思います。
    いくつか欠けている内容があると思うのだけどいいのかな…。
    メタルギアのノベライズを読む上で仕方ないとは思うのだけどどうしても伊藤さんのものと比べてしまい、そうするとう~んという感じはしてしまう。
    MGS3の内容を知りたいというのであれば、これを読めば十分。

    文体が合わないのか少し読みにくかった。
    ノベライズじゃなくて、今度は長谷さんのオリジナルが読んでみたい。

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著者プロフィール

「戦略拠点32098 楽園」にて第6回スニーカー大賞金賞を受賞。同レーベルにて「円環少女」シリーズ(角川書店)を刊行。「あなたのための物語」(早川書房)が第30回日本SF大賞と第41回星雲賞に、「allo,toi,toi」が第42回星雲賞短編部門にそれぞれノミネートされた。

「2018年 『BEATLESS 上』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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