子の無い人生

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.18
  • (12)
  • (39)
  • (65)
  • (17)
  • (10)
本棚登録 : 491
感想 : 54
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041015568

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 数値目標やスローガンより、SNSに流れる子育てネタの方が出生対策。独身仕事一筋女性より、子持ち女性が評価される時代。子や孫を持つことが希少価値になった。子ナシ族の覚悟、家や墓から解放され死んだら終わりというシンプルな気持ち。

    既に社会における一大勢力になっているのですから、より生きやすく動きやすく、どんどん活動すべし!

  • 実際の酒井さんはとてもほんわかしたまぁるい人のイメージ

  • 身に堪える…。
    共感する部分がたくさん。

  • 酒井順子のエッセイは結構前から読んでいます。ちょっと達観しててすいすい読み進められます。
    関係ないですが、後輩に同性同名がいます。今は結婚して名字が変わっちゃったから同性同名ではないですが。

    今回は、子供がいるいないの話です。以前、「負け犬の遠吠え」で30代子なしを”負け犬”といってブームになりましたが、その作者が40代後半になり、子のいない人生を語るようになったのです。それも、将来の看取り、介護、墓問題で。お互い年を取ったものよのう。と思ってしまうのはなぜでしょうか。

    自分も作者と同様、結婚してないし、子もいません。その為、姉の子である姪っ子ちゃんを激可愛がりしています。Facebook等で友人の子の写真を見ると、DNAの片りんを探してみたりするのも楽しいです。

    このまま一生産まなさそうな自分にも訪れる看取りの問題。姪っ子ちゃんに任せるわけには行きません。
    自分も自分一人で何とか死んでいけるような社会になることを祈ります。介護ロボットとか、超ほしい。

    自分の事の前に、まず親を看取ると言う事が先に来ます。親が死んだら、もう自分も生きていたくないな。と思ってしまう事もあります。

    家族に明言してあるのですが、40歳になったら遺言状を書こうと思います。

    人ひとり育てる育児も大変かもしれませんが、人ひとり看取るのもだいぶ大変そうというのが分かりました。自分にできるのか。大分前に両親に「エンディングノート」といった死に関してどうしてほしいかをあらかじめ書いておくと言うノートを購入して渡しました。
    まぁ、全然書いてくれないわけだけど。

  • 負け犬の遠吠えの後の話。エッセイみたいな軽い感じで読めました

  • 既婚だけど子どものいない人生を選んだ人の本を求めていたから全然合わなかった。

    文で言えば、唐突な過去形(でした。)と会話文の後の不自然さ(と。ということ。とおっしゃいました。)
    入籍って言葉も普通に使ってるし、あまり頭の良さを感じない文章だなあ。
    実際どう思ってようと、一面からの偏った視点しか伝わらないしもっと広く見ようという考えはないのだろうか。
    もうこの人のは読まないだろう。

  • 平成28年8月16日読了。

  • こういうこと語り合える人は本当にいないんだよね。だから、この本に出会えて良かった。同じような気持ちを抱える子ナシが世の中にたくさんいるんだろう。そして、子ナシハラスメントを受けている。何が正解かなんてわからない人生。それでも、結局はこの社会の状況を受けてふわふわっと生きているんだなぁ。これが自分の意思じゃないと気付いたら悲しいけど、その場その場で考えてきたつもり、と自分を納得させよう。

  • 「負け犬の遠吠え」でおなじみの著者の本。
    「負け犬」とは、「未婚、子ナシ、三十代以上」と定義されていたのだけれど、ある時「子ナシ既婚者」に「私は負け犬でしょうか」と問われたことがあるという。当然、上記の条件である未婚に当てはまらないため、負け犬には該当しない。けれど、今となっては彼女のように子供を持たない人も負け犬ではないとは言い切れない模様。
    既婚か未婚かよりも、子供の有無の方が女性の人生の方向性には大きな影響を及ぼすように思うからだという。
    そのような考えのもと、子ナシの著者は色々な角度から、子アリ、子ナシの考え方を綴っている。
    途中で、沖縄の風習などが出てきたり、著者の手腕を見せつけられる内容だった。
    結局、(不妊で出来ない場合は別として)子を持つも持たないも本人の選択によるものなので、後悔しないような選択をしたいと思う。
    ※沖縄の習慣の部分は子ナシ以前に独身女子には辛い内容かもしれません。

  • 子どもの写真の年賀状と普通の年賀状、2種類作ってるのをもれ聞いてモヤモヤする…。
    「子の無い人生」自体が男性から提供されないテーマだと思うと、女性だけが背負うモヤモヤかも。

全54件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

エッセイスト

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒井順子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×