境界の民 難民、遺民、抵抗者。 国と国の境界線に立つ人々

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著者 : 安田峰俊
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年2月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041025383

境界の民 難民、遺民、抵抗者。 国と国の境界線に立つ人々の感想・レビュー・書評

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  • 境界の民たちは相対的に見て少数者である。そのため多数者から利用されたり翻弄されたり、都合のいい誤解や思い入れを一方的におしつけられることが多い。

    在日コリアンのIDには朝鮮半島への帰属意識を過剰に主張するか、日本国家への一体化を可能に求めるか、国家や民族に対してことさら無関心なポーズを示すかの3つに分かれる。

  • 在日ベトナム難民、難民二世。ウイグル問題。日本で育ち上海で暮らす二人。上海で日本人向けの飲み屋を経営する中国人。そして台湾。
    日本を軸にしながら、さまざまな境界で生きる人々の姿を浮き彫りにしています。
    これまで目にしてきた報道や書籍とは切り口が違うというのか、感情に偏っていないので、知っている事柄についても違った視点で見ることができてとてもよかった。
    日本人として耳が痛いところもあったし、恥ずかしいと感じるところもあったが、読んでよかった一冊。

  • 面白かった

  • 【選書者コメント】難民の入国を許可すべきかというテーマは全世界の共通的課題です。その時点で難民の正体について知っておく必要があると思い選びました。

  • 境界の民。
    タイトルの通り、国家や時代、さまざまなものの境界に棲む人々を追うルポ。

    元々はアジアでの難民について少し知っておこうと手に取った本だったが、難民についての記述は前半のベトナム難民の一章で、その他はそれほど関係がなかった。
    が、僕は途中から読むのが止められなかった。

    前述のベトナム難民、日本に住むウイグル人、出自を大陸にもちながら故郷を日本だと感じる在日二世の人々、大陸で上流階級の家に産まれながら歴史に翻弄され上海で日本人向けの売春宿を経営する老人、そして国際的に国家と認められず中国との境界にありながら凛とした姿であろうとする台湾の若者たち。

    国(States)を棄てても故郷(Country)が無くなるわけではない。
    そんな当たり前のことさえ、僕は知ろうともしていなかったのだと目の前が真っ暗になる。

    できるだけ多くの人にぜひ、読んでほしい。

  • 「(中略)『ベトナム』という言葉で連想される文化習俗集団(エスニックグループ)や文化的故郷(パトリ)への思い入れと、彼らの上部に成立した国家体制への帰属意識はイコールでは結べない」p.17 はじめに

    「彼は中国の体制下で大学生になったので、中国語が話せる。だが、言葉を知っていることと漢民族の社会を受け入れることは話がべつなのだった。」p.109 第三章

    「多数者の側は得てして、少数者の文化や習慣を自分たちと対等な価値を持つものだとは考えず、多数者にとってつごうのいいすがたや役割を押し付けて平気な顔をしている。
    中国の庶民感情や政府の政策はもちろん、日本人に『支援者』たちが彼らに向き合う姿勢ですら、この構図に本質的な違いがないのだ。」p.147 第三章

    「日本の社会人の世界は、普段はグローバル化や多文化共生社会といった紋切り型のスローガンを掲げている。しかし、いざ自分たちと机を並べる同僚を選抜する段階になれば、『普通の日本人』というロールモデルへの同調圧力と、ドメスティックな不文律に対する服従をかなり露骨に要求してくる。」p.161 第四章

  • 読まなければ知らなかった人々の話。

  • おもしろかったです!
    日本に住む無国籍のベトナム系難民や難民二世、ウイグル人、台湾人等の話を日本との関係を軸にして書いた話です。
    日本が軸なので、普段あまり本を読んでいても出てこなく、生活の中でも意識しない日本の右翼やネット右翼、新興宗教等も出てきて、日本人として恥ずかしくなるところもちょっとありました。

  • 境界の狭間で生きるマイノリティーのありのままをマイノリティー自身の視点から書かれている本。
    マイノリティーに対して、かわいそう、気の毒などといった感情を抱くことがあるが、それは飽くまでも多数派から見たときの感情ではないか、との筆者の問題提起(本書執筆の動機)には、かなり共感できるところがあった。そのほかにも、ウイグルの民族運動が、我が国のネット右翼に利用されているという指摘については、なるほどと思うと同時に、目の前で起きていることについて、冷静に見て考える必要があると感じた。

  • honzレビューを読んで。

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境界の民 難民、遺民、抵抗者。 国と国の境界線に立つ人々の作品紹介

なぜ女子大生は「無国籍者」となったのか? なぜ軍閥高官の孫は夜の街の住人となったのか? 国家という枠組みを取り払った場所で生きる人たちが、本当に大切にしているものは何か。彼らから見た日本とは――。

境界の民 難民、遺民、抵抗者。 国と国の境界線に立つ人々のKindle版

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