おやすみ人面瘡

著者 :
  • KADOKAWA
3.30
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本棚登録 : 213
感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041046289

感想・レビュー・書評

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  • 東京結合人間を読んだときも思ったが、序盤からグロ描写のオンパレードで、話もあまり進まない。
    ただ中盤からの推理合戦や大仕掛けのどんでん返しはマジで興奮します。超面白い。
    さすが変態パズラー。
    序盤なんとかならないものでしょうか、あとカタルシスは全然ありません。

  • 相変わらず作り込んでる世界が凄い。
    大変不快だけど、
    その設定を活かしきっていて
    いつもうまいな〜、と思う。
    ハヤシ先生の狂気がやばすぎるけど…

  • ミステリ。SF。
    なんだこの世界は…。この著者の作品はいつも、異様な世界観に圧倒される。
    風俗店の店員・カブと、女子中学生・サラの視点で、交互に物語が進み、次第に繋がっていく構成。
    物語としては、何といっても、終盤の濃密さがスゴイ。頭の整理が追い付かなかった。
    常に、次の作品を読むのが楽しみな作家です。

  • ★4つけるのはどうかと思う程グロいし、嫌な気分になるんだけれど、だまされた感と、読者をうまく引っ掛けることに関してはやはりすごいうまいと言わざる得ないので。

    コアなファンが付きそう

  • 東京結合人間もそうだったけれど、よくこんなグロい設定を思いつくなあというのが正直。ただ、逆に言うとその設定の中にミステリーの鍵が潜んでいるわけで、そう考えると謎は解きやすい。最後は二転三転させようという気持ちが強いのか、無理がありすぎ。結局探偵は何のために出てきたかよくわからないし。

  • グロ系の世界観がよくまとまったミステリー。論外に気持ち悪い世界観をよく考えられるなぁと思う。人が道具として扱われている残酷描写が好きな人でも中々気持ち悪いと感じられるだろう。
    『東京結合人間』と同様、女を凌辱する女というモチーフが出てくるが、筆者の拘りなんだろうか…

  • エログロミステリ。
    人面瘡が体に出来てしまう奇病、それを売り物にする風俗店と序盤はエグい部分も多いが、後半は推理が飛び交うミステリ。人面瘡までが推理を語り始めるのには驚いた。
    エログロも含めて面白く読んだ。

  • 読む人を選びます。脳瘤とか、こぶとり姉さんとか最初はきついけど、後半は謎解き要素が爆発。
    ミスリードしまくりだけど、アレはやっぱりでした。

  • デビュー作と同様に「タイトルそのままかよ!」
    目の覚めるような異形っぷりも同様。
    しかしアイディア勝ちだなー。

  • もう滅茶苦茶。

    人面瘡が出来る奇病が蔓延し……って、おっ何か面白そうだなと思ったら、もう滅茶苦茶な設定のゲテモノミステリーでした。

    人面瘡の設定だけは面白いが、中二の妄想ノートを小説にしちゃいましたってくらい設定が雑。

    途中から双子や入れ替わりのトリックが出てきたり、探偵が出てきて推理が始まったり、もう支離滅裂としか言いようがない。

    小説なので骨董無形な話は歓迎だが、いかにも現実にありそうと思わせないと、意味ないんだよな〜。

    まー、特にこの本を読む意味は無いです。
    というか、時間の無駄です。

    評価につられて読まない方がイイと思いますよ。

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著者プロフィール

1990年、千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。『人間の顔は食べづらい』が第34回横溝正史ミステリ大賞の最終候補作となり、同作で2014年にデビュー。『東京結合人間』が第69回日本推理作家協会賞候補、『おやすみ人面瘡』が第17回本格ミステリ大賞候補となる。『名探偵のはらわた』は「2021本格ミステリ・ベスト10」で第3位。他の著作に『少女を殺す100の方法』『お前の彼女は二階で茹で死に』『そして誰も死ななかった』『ミステリー・オーバードーズ』『死体の汁を啜れ』がある。衝撃的な作品で読者の度肝を抜く、気鋭の本格ミステリ作家。

「2022年 『お前の彼女は二階で茹で死に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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