検事の死命 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 2149
感想 : 195
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041066607

感想・レビュー・書評

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  • また佐方、面白かった!
    勝つとは思ってたけど、勝ち方が気持ちいい。
    また佐方シリーズ出ないかなー

  • 終章の法廷の場面は圧巻。やられました。

  •  検事佐方貞人シリーズの二冊目。大藪春彦賞を受賞した前作に勝るとも劣らないおもしろさ。今作は長編リーガルミステリー。ミステリー好きにもオススメできます。
     

  • 短編✕2 中編✕1……という内容。
    最初のお話は心温まると同時にスッキリとした爽快感もあるお話で、2話目は佐方の抱える秘密や過去のしがらみがようやく……という心温まるお話。
    最後の1話は2部に分かれていますが、殆ど一気読み。
    本当にこのようなことがあったら、嫌だな……と思いました。
    やはり注目すべきは法定での場面。
    激しい戦いに目が離せません。
    そして読後は滅茶苦茶爽快感がありました!
    佐方達の思う“正義”が貫かれた良作でした♡

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/772703

  • 佐方シリーズ3作目。期待を裏切らないですね~(^^)
    ますます、佐方貞人という検事を好きになりました。かっこいい!最後の畳みかけ方が痛快!上の圧力に負けない!
    毎回言ってますが、柚月さんの作品はすごい。激推し作家さんです(^^♪

  • 佐方貞人の職業倫理に唸る。

  • やっぱり柚月作品は面白い。特にこの佐方検事シリーズは良い。
    タイトルと同じ、検事の使命を賭けた戦いは、最後の弁護川の証人を追い詰めるシーンではやられたーと思いながらも、スッキリ爽快な気分になった。
    次の信義も楽しみ。


  • 実は作者を間違えて借りた本だったが、とても面白かった。

    連作短編集。 主人公佐方の権力に屈することなく、使命を果たすために淡々と事件に向き合っていくところは気持ちよく、読み応えがあった。
    脇役の福村、筒井、英心なども魅力的。
    この作者の本をもっと読んでみたく、残りのシリーズも予約済み。

  • 佐方シリーズの第3作目、1→2→4となってしまった。

    タイトル作品は痴漢冤罪。
    痴漢した疑いで捕まった、地元有力者の婿養子。
    痴漢だと騒いだ女子高校生は、非行歴がありシングルマザー。お金欲しさの犯行か、と思われていた。
    色眼鏡でみることなく、一つ一つ丁寧に調べ、思いがけないところから真相にたどり着く。

    『心を掬う』
    郵便物の紛失、しかも現金入のものばかり、その裏の取り方は足で稼ぐ、というレベルではなく、体を張って通常なら、そうそうできることではないと感じた。

    『業をおろす』
    佐方の父親の事件の真実を、父の親友であり僧侶の英心から13回忌の席で明らかにされる。

    佐方のような検事がたくさんいると、いい国になるのではと思った。
    夢物語かもしれないけど。

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著者プロフィール

1968年岩手県生まれ。2008年「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞、16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。同作は白石和彌監督により、18年に役所広司主演で映画化された。18年『盤上の向日葵』で〈2018年本屋大賞〉2位となる。他の著作に『検事の信義』『月下のサクラ』『ミカエルの鼓動』『チョウセンアサガオ咲く夏』など。近著は『教誨』。

「2023年 『合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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