- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041066607
感想・レビュー・書評
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もちろんメインは「死命」で、その信念には感服するばかり。ただ前作を読んでいたため、「業をおろす」に涙しました。本当に報われて良かった。そして「心を掬う」も、貧しくても何かしたいという優しい人たちの想いにジンときました。佐方に素敵な祖父母がいて良かった。
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佐方さんシリーズで1番よかった!佐方さんかっけー!
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佐方貞人シリーズの三作目
相変わらず、佐方検事カッコいいです。
「罪をいかにまっとうに裁かせるか、
それだけです」
全ての検事が、そう思っていてくれると信じたい
私です。
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兎に角、ハラハラドキドキの内容である。この臨場感溢れる法廷の緊迫した検事と弁護人とのやり取りは、実写さながらである。恰も私自身が傍聴席に居るような錯覚を覚えてしまう。この感覚を体験するには読んでもらうしかないだろう。凄い作家の作品である。益々、柚月ワールドの深みにハマってしまう。
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もうずっと面白いです。
権力に踊らされず真実を追求する様が見事。
佐方だけじゃなく、筒井もかっこいいんだよなあ…。
責任を持つ上司って希少価値じゃないの。
アドレナリンドバドバの面白さでした。ブラボー。 -
四話からなる。第一話の心を掬うは序奏か。検事の本懐で表せなかった佐方の過去を話の中に上手く盛り込んでいる。
第二話では、父親の正義を13回忌に証明する。そして第三話、第四話で主人公佐方検事父親と同じ道を進む。
相手方の弁護士の「君はいずれその使命感とやらで、自分の首を絞めることになる」という言葉が気になる。次にいつか読む検事の信義が楽しみだ。予約順は確か135番目か? -
立証の難しい痴漢事件(それも被害者が非行での前歴がある母子家庭の女子高生という弱者、被告人が地元の名士という強者)を見事に裁かせた最後の作品が最も印象的。ちゃんとしたリーガルミステリなのに、どこか時代劇のような爽快さがあるのが素晴らしい。
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素直な気持ちで読めるのは、たぶん佐方さんが素直な気持ちで淡々と仕事をこなしつつも、心の中には情熱があるからだと思う。