BURN 下 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)
- KADOKAWA (2019年1月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041078709
感想・レビュー・書評
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比奈子ちゃんシリーズ読み終わって既にロス。
久々にこんなにハマってしまうシリーズを読んだ。
全ての登場人物に愛着を持てるし、これで完結なのが寂しい…。ハッピーエンドで終わったのは嬉しいけど、正直もう少し猟奇犯罪捜査班の活躍を見たかったな。
いつかその後のみんなの話も読みたい!(特にガンさんと石上女史のコンビは好き) -
十一作目!
ついに完結した…あー…
読み終わっちゃったねとうとう…
いやー、ハラハラのアクションシーンの連続でした。
涙あり、そして涙ありで、最後は…
はぁーー…でっかい物語でした。
もしも長編とちょいと残酷な描写が大丈夫なら、ぜひ読んでみてと言いたい。
ギャっと思う描写は所々あるけど、基本的に優しさが詰まった物語だと思いました。
著者後書も良くて、なんか拍手でウイニングランを見守る気持ちでした。
ガンさんの御子柴に向けた言葉
「良い仕事をしろ」
胸熱以外の何者でもなかった。
一巻から最後まで、キャラクターが躍動するエキサイティングな小説でした!
最高の読書体験をありがとう!!
次はひとまず文庫としてはシリーズ最後?のスピンオフ「OFF」が控えております。
精神分析のスペシャリスト、中島保が主人公。
「ON」から始まった物語、どんな形でOFFとなるのでしょうか!
ひゃー、長かった!でもあっという間だった!
お疲れ様でした!! -
最終巻の王道だ、が読了後すぐの感想。
主人公だけじゃなく、みんなにとっての分岐・節目のお話。
個人的には比奈ちゃんと野比先生より、倉島さんと忍がすごいなー、と。
金子君も木偶の坊も頑張った! -
〇もうちょっとで終わってしまう・・・!そんな苦悶と、主人公たちとの闘いと。目が離せない展開
田中管理官の車が炎上した知らせを受けた一行。遺体も派遣されるという衝撃の結果に戸惑いつつ、真紀が永久のDNAを持つだろう怪しい人物を、空港の画像から確認していた。彼は、ミシェル。永久のもととなった人物であり、今回の一連の事件のすべてを首謀していると思われる。
彼を追おうとするやいなや、ミシェルのアジトと思しき場所が放火、現地で男女3人の遺体が発見される。比奈子もそこへ向かうが、相談の結果、急いで倉島のバイクに乗り研究所へ向かうことにする。しかし、三木とバイク上で電話をしていると、急に視界が遮られ、バイクは横転。その拍子に通りがかっていたミシェルが比奈子を連れ去る。
そこからセンターでの大乱闘が始まる。
比奈子は無事に生還するのか。そして、保、永久、ミクやほかのセンターの仲間、厚田班の仲間は生還できるのか。
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若干平面図が欲しいところではあるものの、活動場所は多すぎない。そこでの起こったことをどう想像するか、なのだろう。
とにかく、すごい各々の活躍。そして情景描写が、ページを繰るあなたの手を止めないはずです。結末までノンストップのこの物語を、そして藤堂比奈子の集大成を、ぜひ目にしてほしい。
最後は、ちょっと、泣けます。 -
面白かった。このシリーズが終わるのは本当に淋しい。
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内藤了『BURN 下 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』角川ホラー文庫。
シリーズ第10弾にして本編完結編。些か強引にシリーズの集大成を図ったような結末。それもそのはず、著者のあとがきによれば、当初はデビュー作『ON』を執筆した時にはシリーズ化の構想など全く無かったようなのだ。従って、10作目となるシリーズを完結させる上では少し強引に全てを関連させる必要が生じたに違いない。人気作品が出版社の都合で振り回される悪い例の一つだろう。
それでも、このシリーズは高いレベルでの完成度を維持し続けたことは間違いない。しかし、シリーズに散りばめられた猟奇殺人事件を独立した作品として執筆していたならば、また違った面白さがあったかも知れない。
スヴェートのトップ、ミシェルに拉致されたは藤堂比奈子の運命や如何に……
さよなら。藤堂比奈子……