- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041102664
感想・レビュー・書評
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2022.1226
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すてき、だけれどもう一度読みたいとは思わないだろうな。
小路幸也氏のものがたりはやさしくてうつくしくて、人間の良くないところを直視するには耐えないのだ。 -
これはいい。小路作品では久々のヒット作かもしれない。山紫水明の名を持つそれぞれ母親が違う4きょうだいが父の死をきっかけにそれぞれの生母に会いに行くお話。新機軸の家族ものかな。父の作りたかった楽園の正体と4きょうだいの出生の秘密に迫るラストが良い。2012/635
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最後まで母親の謎かひっぱられていて、つい一気に読んでしまった。複雑な家庭環境だけど、それでもある意味幸せに育ったのはやはりお父さんの力なんだろう。楽園は確かにそこにあったと思う。
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母親が違う兄妹4人が父親の死後 母親に会いに行き父親の作りたかったラクエンの意味を知ることになる。とても重い話なのだが 読後感はさわやかでホッコリとしました。
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不思議な事に、小路さんの言葉は水の如くに身体に染みてくる。
サンの思考が違和感なく共感出来てしまう!と言うよりも小路さんの思考がシンクロして素直に受け入れられる!
こんな家族が生活できて、伸び伸びと子供たちは成長出来るものか?
今の世の中にシンパシーを感じあえる人と出会うことの難しさは有るものの、人と人の繋がりを大切にする作家ならではの作品です。 -
愛情というのを噛みしめながら読み終えた。最近、親をみるにつけ、兄弟に会うにつけ、もちろん妻、娘と過ごしていると、家族愛というか絆というものを強く感じ、本当に幸せだなと思っている。その反面、この幸せがいつかするりとすり抜けてしまうんじゃないかと、不安も常につきまとっている。特に、親がいつまでもいないと考えるのは怖い。
今の幸せがいつまでも続き、それが次へと伝わって行くように、受けた以上の愛情を降り注いでいこう。ラクエンをいつまでも大切にしよう。 -
信頼し合う繋がりの温かさを感じる。血縁がなくても、なのかな。
4兄妹を、頑張れ!とつい応援したくなる。
“ 恨むことは前へ進むエネルギーを奪う " は名言と思う。