作品紹介・あらすじ
「相棒」の人気脚本家、渾身のデビュー作!満開の桜の下、五名の死傷者を出した通り魔事件。それが終わりの始まりだった。
感想・レビュー・書評
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アイア〜ムゴッ〜チャアア〜♪
このふ〜はいした〜♪
せかいにお〜とさ〜れた〜あ〜あ〜あ〜♪
猛省を促したい
太田愛さんの『天上の葦』を読んだのが2022年の2月です
めちゃくちゃに面白かったわけですね
★5じゃ足りない評価でした
鑓水、相馬、修司の物語の3作目です『天上の葦』
その1作目が今作『犯罪者』なわけです
3作目を読んでめちゃくちゃ面白かったのに1作目を読んでいない状態が約2年続いたわけですよね
で、今回やっと『犯罪者(上)』を読んだわけですよね
爆烈に面白いじゃないか!
なんだこの無駄な2年の空白
だいたいがわい『トリック』(ちょっとだけ太田愛さん脚本)大好きだからね!
『トリック』のDVD未開封で揃えてたし!(実家に置いておいたら捨てられちゃったけど)
鬼束ちひろのベストも持ってるし!
そのわいにこの2年間誰も強く『犯罪者』を読めってすすめてくれんかったのか!
こんなに面白いのに!
もう連帯責任です
本来なら心からの謝罪を要求するところですが、今回はわいもすぐに下巻読み始めるんで時間ないから見逃します
二度目はないからな!
(ひどいレビューだ!w)
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白昼の駅前広場で4人が刺殺される通り魔事件が発生。
犯人は逮捕されたが、ただひとり助かった青年・修司は
搬送先の病院で奇妙な男から「逃げろ。あと10日生き延びれば助かる」と警告される。
その直後、謎の暗殺者に襲撃される修司。
なぜ自分は10日以内に殺されなければならないのか。
はみだし刑事・相馬によって命を救われた修司は、
相馬の友人で博覧強記の男・鑓水と3人で、暗殺者に追われながら事件の真相を追う…。
『幻夏』を読んでとても感動した。素晴らしいと思った。
修司・相馬・鑓水…三人の出会い・繋がりが見えて良かった。
修司が巻き込まれた事件が気になっていましたが、
こんなに大きな事件・大変な事件だったとは…。
冒頭から白昼の長閑な駅前広場で修司を含めた5人の人間が襲われる
通り魔事件が発生する衝撃のシーンで始まった。
唯一の生存者である修司はその後も謎の暗殺者に襲撃される。
自分を曲げる事が出来ず警察内で外れてしまっている相馬。
その古い友人である鑓水。
その3人の視点と。
自分の会社のサンプルで乳幼児とその親に一生負い続けなければいけない
傷を負わせてしまった事に気付いてしまった大企業の社員中迫。
その友人である真崎。
大企業の重役たちや大物政治家やその秘書。
沢山の人々の視点が交錯しながら描かれている。
読み手には事件の繋がりなどは結構早くに明かされているのですが、
それでもどうなっていくのか…ハラハラドキドキは止まりませんでした。
結構なボリュームで小さな文字…読むのに時間が掛かりましたが、
まさに読むのをやめられない頁を捲る手が止まらない本でした。
同じボリュームの下巻が待っています。
大企業の隠蔽体質や政界との癒着。
自分の価値観に背き組織に迎合できない男達の闘い。
読むのがとっても楽しみです(*Ü*)*.¸¸♪
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満開の桜の下、5名の死傷者を出した通り魔事件。それが終わりの始まりだった…
圧倒的な情報量。たくさんの小さなピースが少しずつはまってきた所。下巻を読むのが楽しみ。
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これ、面白い!
Jミスで太田愛さんの短編を読んで、心に残ったのでこの作品を読んでみたけれど、いや、想像以上の濃厚さ。面白さ。
結構分厚い本だけど、のめり込まずにいられない。下手な映像作品なんかよりずっとずっと映像的な展開。
下巻が楽しみで仕方がない。
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2023.5.28読了
あるうららかな春の午後、深大駅前広場にて通り魔に4人の男女が刺殺された。5人目となるはずだった繁藤修司は間一髪免れ、それでも重傷を負う。
搬送された病院で、修司は一人の男に意味深な宣告を受ける。
あと、10日。10日、生き延びれば助かる。
生き延びてくれ。君が最後の一人なんだ。
謎の男による謎の言葉から読み取れる通り、これはただの通り魔事件ではなかった。
殺された4人、そして修司は本人も知らないうちにある出来事の目撃者となっており、それが白日のもとに晒される事を恐れた者達によって消されたのだった。
修司は暗殺者から逃げ切れるのか?
そして彼が目撃した物とは何なのか…
この作品の著者は、ドラマ相棒の脚本を多く手がけてきた太田愛。
自分は相棒ファンであり、著者の脚本回のファンでもある。
ドラマでもそうだが、作品は緻密に筋立てされておりとても読み応えがある。
一旦読み始めてしまうと、先が気になって時間を忘れる可能性があるため、時間のある時に読む事をお勧めする。
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面白くてぐんぐん読んでしまう。いろいろな不幸があるけど、誠実に働く真崎がすごい。
修司を殺そうとする男の追い込みが怖すぎる。下巻も楽しみ。
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ぐいぐい引き込まれ、止まらず一気読み。
さすが人気の脚本家です。
みんな生きていてほしい。
下巻にすすみます。
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予測不能の展開で引き込まれました。
『幻夏』を先に読んでたら登場人物の安否程度のネタバレにあいましたが、それでも面白かったです。でもやっぱり順番通りに読んだほうがよかったかなと思います。
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白昼の駅前広場を突如襲った通り魔事件。
犯人も直ぐに逮捕され事件も解決したかに思われたが、唯一生き残った修司が再び何者かに襲われる。
融通のきかないはみだし刑事の相馬、要領の良い売文屋の鑓水に助けられながら、修司は事件の謎を追う。
性格も育った環境も職業も全く異なる3人のやり取りが実に面白い。
特にオヤジ2人と対等に渡り合える18歳の修司のキレの良さがいい。
初めは呆気ない程単純な事件と思われたのに、様々な立場の視点が混じり合い、目まぐるしく変わる展開に読んでいてハラハラしっぱなし。
問題の4月4日を間近に控え…下巻へ続く。
著者プロフィール
香川県生まれ。「相棒」「TRICK2」などの刑事ドラマやサスペンスドラマの脚本を手がけ、2012年、『犯罪者 クリミナル』(上・下)で小説家デビュー。13年には第2作『幻夏』を発表。日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補になる。17年には上下巻の大作『天上の葦』を発表。高いエンターテインメント性に加え、国家によるメディア統制と権力への忖度の危険性を予見的に描き、大きな話題となった。
「2020年 『彼らは世界にはなればなれに立っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」
太田愛の作品
ハンザイシャヨンデマヘンデイワナカタイチQガワルイデース
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