部下を持ったら必ず読む 「任せ方」の教科書 「プレーイング・マネージャー」になってはいけない (ノンフィクション単行本)
- 角川書店 (2013年11月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041106174
感想・レビュー・書評
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NDC 336.3
「どんな部下も信頼して仕事を任せることが、リーダーの要諦である。ライフネット生命代表取締役会長兼CEOの出口治明が、人をどのように使い、任せて、組み合わせていけば、強いチームができ上がるのかを語る。〔決定版のタイトル:「任せ方」の教科書〕」
目次
1章 上司になったら「任せるしくみ」をつくりなさい(いい上司への一歩―マネジメント能力の限度を知る;100人分の成果を上げるために100人に仕事を任せる ほか)
2章 デキるリーダーは常に「いい任せ方」をしている(権限の範囲を示さない振り方を「丸投げ」という;指示は徹底して「具体的、かつ的確」に出す ほか)
3章 「プレーイング・マネージャー」になってはいけない(部下の仕事が「60点」なら、“合格点を与えなければならない”;「仕事を抱えてしまう上司」の残念な共通点 ほか)
4章 この上司力で「チームの実力」を一気に上げる(「新しいアイデア」は「他人の頭の中」にあった!;任せられるから、「できるようになる」 ほか)
5章 「時間を殖やす」「成果を殖やす」人材マネジメント(「知っている人」を知っている人は、任せ方がうまい;餅は餅屋。専門家に任せたほうがいい場合 ほか)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館で借りた。
APU学長になった出口先生による、マネジメント…というより部下に任せるやり方の教科書。教科書と名乗ってはいるが、「かくあるべし」が並んだ、文字数も多くない、よくあるビジネス書の類と感じた。尚、著者は本書内でビジネス書を否定しているが(笑)
中身はシンプルで、世の中の「上司」の多くが「わかっちゃいるけど、できないんだよな~」的な責任分担と任せるというやり方・考え方。たしかに「部下を持ったら」読むというタイミングは非常に良いと思う。
パッと読める本なので、多くの(上司になる)人が読んで欲しいお薦め本。 -
やっぱり本読むって大事なんだな〜と思ったけど古典に手を出す気力がない…
どんな部下でも信頼する
権限をハッキリさせる
→値段などで区切る
→話し合いはするが決定は一人
権限の範囲を示さない振り方は丸投げ
→任せる・指示と権限の範囲が明確「こういう権限を与えるのでこういう結果を出してほしい」
指示は具体的かつ的確
→エリアを分けて分担するなど
→部下も腑に落ちるまで内容を確認する
判断のルールを作ると部下は迷わない
→ルール作成時、あいまいさや誤解の余地がないように
期限と優先順位をハッキリ伝える
①期限を示す(リマインドも上司の仕事)
②優先順位を示す
③目的背景
④レベル
仕事を任せるときは責任も一緒に負わせる
→社員は狭く深く、部長は広く浅く
→相談に来る際はAB案を持ってこさせる
→与えた権限の中で目一杯考えさせる
→責任感とはどんなときもベストを尽くすこと
部下のミスには責任をとる。だから給料が高い。
部下を忙しくさせるのが上司
サボっている部下が悪いのではない。
60点の仕事で我慢する度量をもつ
部下全員に60点取らせる
自分で仕事を抱えてしまう人の特徴
・人間の能力や使える時間が有限だとわかってない
部下を動かす方法
①上司を好きにさせる
②圧倒的な能力の違いを見せる
③必死に働いている姿を見せる
部下の短所はほっておく
サボる社員はいる。262の法則
何より大事は生産性の向上、残業は評価の対象にならないと明確にする
グーグル「20%ルール」勤務時間20は自分のやりたいことをやってもいい
褒める叱るは3:1。ロサダの法則。
リーダーの条件
①強い思い
②共感力
③統率力
山本五十六
やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
ウーマンエコノミー 世界の消費は女性が支配する
方法序説 デカルト
アメリカのデモクラシー アレクシス・ド・トクヴィル -
著者の経験を元にした、新任マネ―ジャー向けの教科書的位置づけの一冊
読者のポジションや環境に左右される部分も多いが、個人的には著者の考え方に非常に同意できた
合理的で納得感もあり、頷く箇所が多く、ためになった
・細かく指導できるのは「部下2~3人」まで
・「やあ元気?」と声をかけるのも、褒めることの一つ
・「できるようになったから、任せる」のではなく、「任せるから、できるようになる」
など -
60%で任せる、プレーイングマネージャーにならないということが参考になりました。
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・「任せる」とは、権限の範囲を明確にしたうえで、的確な指示を与えること
・任せ方のパターン
①権限の範囲内で好きなようにやらせる
②仕事の一部分を任せる
③上司の仕事を代行させる
・「的確な指示」とは、双方向のコミュニケーション。上司の指示がわからなければ、部下は指示の内容を理解するまで聞き直す
・上司こそ部下に対して積極的に「ほうれんそう」をするべき(←ここは特に深く納得した箇所)
・部下を育てる基本は、責任を持たせること。時間が許す限り、何度もやり直しをさせるべき
・マネージャーは60点で我慢する度量を持つべき
・必死に働いている姿を見せる
・リーダーの条件
①強い思い:志を持って自分にできることをやり抜く
②共感力:部下に説明し、共感を得る能力
③統率力:メンバーの置かれている状況を観察したうえで、声をかける力
・「できるようになったから、任せる」ではなく、「任せるから、できるようになる」 -
上司の心構えが詳しく記載されている
仕事を任せる心構えが詳述
いくつか箇条書き
プレイングマネージャーになってはいけない
任せるときは、期限、優先順位、目的、要求レベルをはっきりさせる
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途中まで
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思っていたことが整理されてすっきり!
良い本。