部下を持ったら必ず読む 「任せ方」の教科書 「プレーイング・マネージャー」になってはいけない (ノンフィクション単行本)

著者 :
  • 角川書店
3.75
  • (87)
  • (208)
  • (136)
  • (32)
  • (1)
本棚登録 : 1729
感想 : 164
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041106174

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 任せられない=判断のスピードが遅い

  • 会社での働き方が実によくわかる。山本五十六の言葉は、今でも通じる。
    「やってみせ、言って聞かせ、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らじ。」
    また、部下を肯定的に評価するための褒めると叱るの割合に関し、ロサダの法則が通常3:1であるところ、優良企業、超優良企業になるにつれ褒める率が6:1から9:1に上がる点も面白かった。

  • 2019/3/22 読了

  • ◆気づき
    60点なら合格点
    全員が60点を取れるようにするのがマネージャーの仕事
    自分なら80点取れるという気持ちはぐっと抑える

    仕事を任せられない上司は、人の能力、時間は有能であるとわかっていない

    目をかけられる人数は3人

    プレイングマネージャーであることをやめ、マネージャーに専念する

    苦手は克服しなくても良い

  • SONYのReader Storeで電子書籍版を購入

    まだマネジメント職で無い私が、マネジメント視点を得るのにちょうどよい本だった。
    仕事を「任される側」からみて、上司たちが求めていることを的確に理解して業務を行うことが出来れば、よりよい仕事が出来る気がする。

    これは職場のみんなに読んで欲しい本。紙で買ってたら貸すのに。

  • マネジメントの在り方、上司になったときに予め理解しておくべきことがわかりやすく書かれていました。
    特に印象に残ったのは、下記点です。
    ・課長の決定に部長が口出してはならない(一度与えた権限は上司といえど、勝手に奪うことはできない)
    ・社内をぶらぶら歩いて”部下の顔色をうかがう”(報連相は部下でなく、上司が率先して行うこと)
    ・部下の仕事が60点なら合格。
    ・部下のミスは問答無用で責任を取る。
    ・プレイングマネージャーはいらない。
    ・どんな優秀な人でも2,3人の仕事しかできない。人間の能力や使える時間は有限だから仕事を抱えてはだめ。
    ・判断はスピーディーに。
    ・1冊の古典は10冊のビジネス書にまさる。
    ・リーダーの条件は強い思い、共感力、統率力(丁寧なコミュニケーション)
    ・権限をはっきりさせて任せる事が重要。

  • 任せ方だけでなく、その考え方の背景にページを割いて説明している。その部分で話題が拡散するきらいがあるようにも感じたが、それほど苦痛ではなかったので芯の部分は共通性があるのかもしれない。
    いい任せ方(2章)は、これまで自然にできてこなかったので、実行するためには常に意識していなければならない。また立ち戻りたい。
    <ポイント>
    ・自己の限界への理解と周りへの信頼が権限委譲の核
    ・任せる=権限範囲の明示+具体的に動ける指示
    指示→期限、既存業務との優先順位、目的、完成度
    ・委譲した権限は部下固有の権限であり、上司は口を挟めない(、取り戻せない、代行できない)
    ・上司=うっとうしい存在に、自発的に報告は望めない
    ・権限と責任は一致→部下のできる手直しを上司がしない
    ・60点で我慢し、全員を合格させることが部門長の仕事
    ・部下のミスには問答無用で責任を取る

  • マネジャーとしての心得やスタンスのあり方がよく分かる。
    プレイヤーとマネジャーは全く違う能力を求められる。
    稲盛和夫氏の本にもあったが、マネジャーや経営者たるもの、小手先のテクニックではなく、内側からにじみ出る人格や人徳が必要。人としてまっとうな人間でありたい。

    ・上司が持つべき権限の感覚
     ・権限の範囲を明確にする
     ・任せたら口をはさんではいけない
     ・権限をとりもどしてはいけない
    ・任せ方のパターン
     ・権限の範囲内で好きなようにやらせる
     ・仕事の一部分、パーツを任せる
     ・上司の仕事を代行させる
    ・的確な指示をだすための4つの条件
     ・期限を示す
     ・優先順位を示す
     ・目的、背景を示す
     ・レベルを示す(半製品か完成品か)
    ・部下が10人いるなら、まず10人全員が「毎回60点とれる」ように
    ・1冊の古典はビジネス書10冊に勝る
     ・方法序説
     ・アメリカのデモクラシー
     ・想像の共同体
     ・韓非子
     ・ニコマコス倫理学
    ・山本五十六
     「やってみせ、言って聞かせ、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ。
      話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
      やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」

  • 部下が増えることになったので、タイトルに惹かれて購入しました。ここに書いてあるダメ上司の典型が私でした。なんでも自分でらやらないと、確認しないと気が済まない。組織を強くするには権限を持たせたら口出しせず、任せていかないとダメですね。。。勉強になりました。組織のトップに立つ人に、読んでもらいたい本です!

  • 仕事を頼むということは、以下のことを明確に伝える必要がある。
    期限・・・いつまでに仕上げるものか
    優先順位・・数ある業務のうちどちらを優先するか
    仕事の背景・・なぜ、この作業が必要なのか
    要求レベル・・どのような完成度を求めるのか

全164件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

出口 治明(でぐち・はるあき):立命館アジア太平洋大学(APU)学長。ライフネット生命創業者。1948年、三重県生まれ。京都大学法学部卒。日本生命入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退職。同年、ネットライフ企画(株)を設立し、代表取締役社長に就任。2008年4月、生命保険業免許取得に伴いライフネット生命株式会社に変更。2012年上場。2018年より現職。著書に『全世界史(上・下)』(新潮文庫)、『0から学ぶ「日本史」講義』シリーズ(文春文庫)、『歴史を活かす力』『日本の伸びしろ』(文春新書)、『哲学と宗教全史』(ダイヤモンド社)、『一気読み世界史』(日経BP)、『ぼくは古典を読み続ける』(光文社)等多数。

「2023年 『人類5000年史Ⅴ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

出口治明の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×